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ベッドから映画鑑賞。天井投影対応のGV32が登場
BenQが、家庭用のポータブルLEDプロジェクター「GV32」を正式発表しました。
最大の特徴は、天井にも映せる可動デザインと、Google TV搭載による本格スマート機能。
NetflixやYouTubeなど、公式アプリをそのまま操作できる点も魅力です。
価格は米国で599ドル(約9万円)。現在プレオーダー受付中で、数量限定で100インチのポータブルスクリーンが無料特典として付属します。
寝室やワンルームなど、限られた空間でも“映画館気分”を味わえる仕様です。
回転ベースで天井投影も自在。明るさ500ANSIルーメン
GV32は、既存モデル「GV50」と同じ回転式ベースを採用。垂直方向135度、水平360度の調整が可能で、壁・天井・床など、どんな方向にも映像を投影できます。
本体は500 ANSIルーメンの明るさと10万:1のコントラスト比を実現し、HDR10とHLGにも対応。BenQ独自の「CinematicColor」技術により、Rec.709色域を95%カバーし、映画やアニメも鮮やかに再現します。
また、オートフォーカス・2Dキーストーン補正・自動回転検知・デジタルズームを搭載。設置場所を選ばず、ベッドサイドからでもすぐに最適な映像が楽しめます。
Google TV&18Wスピーカー内蔵でオールインワン設計
OSはAndroid 11ベースのGoogle TV。Netflix、Prime Video、Disney+など1万以上の公式アプリに対応しており、スマートテレビのような感覚で使えます。
AirPlay、Google Cast、Bluetooth 5.0、デュアルバンドWi-Fiなど、接続方法も豊富。
音響面では、2.1ch構成の18Wスピーカーシステムを内蔵。2基の4Wドライバーと10Wウーファーを専用チャンバーに配置し、クリアで臨場感のあるサウンドを実現しています。
スマートフォンアプリ「SmartRemote」を使えば、リモコン不要で明るさやアプリ操作も可能です。
モバイルバッテリー給電にも対応。外でもシアター空間を
入出力端子はHDMI 2.0b×1、USB-A×1、USB-C(DisplayPort Alt Mode対応)×1。
USB-C経由で60W以上のモバイルバッテリーから給電でき、最大輝度で使う場合は90W出力以上が推奨されています。
Nintendo Switchをケーブル1本で接続してプレイすることも可能です。
投影距離2.5mで100インチ、最大で120インチまで対応。
本体サイズは130×211.2×191.4mm/重量1.6kgと持ち運びも容易で、屋内外どちらでも使える仕様です。
なお、現時点では日本での発売予定は未定。
ただし同社は既に4K対応の「TK705i」「TK705STi」も投入しており、GV32がそのポータブルラインを補完する存在になると見られます。
寝室がミニシアターになる時代へ
GV32は、「寝ながら映画を観たい」「設置場所を選ばずに楽しみたい」というニーズに応える製品です。
天井投影、Google TV、18Wスピーカーという三拍子が揃い、**“スマホ+プロジェクターだけで完結する映像体験”**を目指した設計が印象的です。
自室をシンプルにアップデートしたい人には、要注目の一台になりそうです。