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手頃で始めやすい「スマートホーム」を目指す新ラインナップ
IKEA(イケア)が、スマートホーム製品を大幅に刷新しました。今回の新シリーズは、国際標準規格「Matter」に完全対応するのが最大の特徴。これにより、Apple HomeやGoogle Home、Amazon Alexaなど、さまざまなプラットフォームでの互換性が大幅に向上しています。
発表は11月初旬に行われ、まずヨーロッパで販売がスタート。アメリカでは2025年1月にセンサーやスマートプラグが、4月に照明製品が登場予定です。米国価格はまだ明らかにされていません。
IKEAのプロダクトデベロッパーであるStjepan Begic氏は、「セットアップから日常使用まで、すべてをシンプルにすることに注力した。誰でも簡単にスマートホームを始め、拡張できる」とコメントしています。

旧Zigbee製品から完全移行、Matterで接続性が進化
これまでIKEAはZigbee規格を採用していましたが、今回の新シリーズでMatterに完全移行。結果として、Apple Homeとの親和性が高まり、他社製デバイスとの組み合わせも容易になりました。
Matter対応により、ユーザーは特定ブランドのアプリに縛られることなく、より柔軟に製品を統合できます。IKEAのスマートホームハブも引き続き利用でき、Zigbee製品と新しいMatter製品を同時に動かすことが可能です。
「Kajplats」シリーズで照明が進化。色も明るさも自在に
照明ライン「Kajplats(カイプラッツ)」では、従来のTradfriシリーズをベースに、機能とデザインを強化。E27やE14などの標準的な口金に対応し、11種類以上のバリエーションが登場します。
カラーや明るさを自由に調整できるモデルが追加され、最大1,521ルーメンの高輝度タイプや、透明ガラスの装飾電球などもラインナップ。リビングから寝室まで、用途に合わせた照明演出が可能になりました。
センサーやリモコンも一新。生活の自動化をさらに身近に
新製品の中には、5種類のセンサーも含まれます。
・Myggspray:屋内外対応のモーションセンサー。人の動きを感知して自動点灯。
・Myggbett:ドア・窓センサー。開閉を検知し、通知やライト制御が可能。
・Timmerflotte:温湿度センサー。ワンタップで温度と湿度を順に表示。
・Alpstuga:空気質センサー。COやPM2.5などを測定し、IKEA空気清浄機と連動。
・Klippbok:水漏れセンサー。流し台下などに設置でき、漏水時に警報と通知を発信。
さらに、BilresaシリーズのリモコンやGrillplatsスマートプラグも登場。照明の明るさ・色変更、家電の遠隔操作、エネルギー使用量の確認などがこれ一台で行えます。
スマートホームを「IKEA的」に。手頃さとシンプルさで拡大へ
IKEAの新スマートホームシリーズは、最新規格Matter対応により、これまで以上にオープンで使いやすい仕組みへと進化しました。
Apple Homeをはじめとする主要プラットフォームとの連携強化により、「安くて簡単に始められるスマートホーム」というIKEAらしい提案が、いよいよ現実のものになりそうです。
