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まずはヨーロッパから段階的に配信スタート
Samsungが、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 6」と「Galaxy Z Flip 6」向けに2025年10月のセキュリティアップデートを配信開始しました。
今回のアップデートはヨーロッパ地域から段階的に行われており、ファームウェアバージョンは以下の通りです。
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Galaxy Z Fold 6:F956BXXS2CYJ1
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Galaxy Z Flip 6:F741BXXS2CYJ1
配信はOTA(Over The Air)形式で実施されており、すべての端末に届くまで数日かかる見込みです。

34件の脆弱性修正とシステム安定化
この10月分のセキュリティパッチでは、**34件の脆弱性(CVEおよびSVE)**が修正され、システムの安定性が改善されています。
アップデートは端末の設定メニューから確認できます。
設定 > ソフトウェアアップデート > ダウンロードしてインストール
また、Samsungは先週、最新モデルのGalaxy Z Fold 7/Z Flip 7にも同様のアップデートを提供開始しており、今回は1世代前のモデルへの展開となります。
さらにGalaxy S22シリーズ、Galaxy S23 FE、S24 FE、S25シリーズなどにもすでに同じパッチが適用されており、同社のフラッグシップモデル群全体でセキュリティ強化が進められています。
One UI 8.0搭載済み、次の大規模アップデートはまだ先
Galaxy Z Fold 6とZ Flip 6はすでにAndroid 16ベースのOne UI 8.0にアップデート済みです。
次期バージョンとなるOne UI 8.5の登場も予定されていますが、リリース時期はまだ明らかにされていません。
一方で、2022年発売のGalaxy Z Fold 4/Z Flip 4にも今回の10月パッチが配信中で、こちらは約3.5GB規模の大型アップデートとなっています。現在は韓国国内で先行配信されており、今後グローバル展開される見込みです。
セキュリティと安定性の強化が主眼
今回のアップデートでは、新機能の追加よりも安定性とセキュリティの向上が中心。折りたたみシリーズのユーザーにとっては、長期利用を支えるメンテナンスアップデートといえる内容です。
現時点では日本向けの配信開始時期について公式発表はなく、日本版への配信は未定となっています。
