Samsung(サムスン)が次期ソフトウェアアップデート「One UI 8.5」で、通知まわりに新しい仕組みを導入するようです。
AIを使って「どの通知が自分にとって重要か」を判断・並び替えしてくれるという、まるでiOSのような体験がGalaxyにもやってきそうです。
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AIが通知を自動で整理。優先度の設定も可能に
海外メディアSammyguruによると、テスト中のOne UI 8.5ビルドには「Prioritize notification(通知を優先)」という新しい設定項目が追加されているとのこと。
ユーザーはアプリごとに通知の優先度を指定でき、重要なアプリの通知が常にリストの上位に表示されるようになります。
また、設定画面にはGalaxy AIロゴが表示されており、通知の並び替えにはAIのアルゴリズムが関与している可能性があります。具体的な仕組みはまだ明らかではありませんが、ユーザーの行動や利用傾向をもとに「重要度の高い通知」を学習して整理してくれるようです。

iOSの「Apple Intelligence」的な進化?
Appleは先にiOS 18.4で、Apple Intelligenceによる「優先通知表示機能」を導入しており、重要な連絡先からの通知を上部にまとめて表示できるようになりました。
Samsungの新機能も似た方向性ではあるものの、現時点の情報では「連絡先ベースの優先通知」は未対応とされています。
また、One UI 8.5のテスト版では、通知をすべてクリアする際に誤って重要通知まで消してしまうのを防ぐ仕組みもまだ確認されていません。正式リリースまでに改善が期待されます。
UI全体も刷新、3D要素やアニメーション強化へ
通知機能のアップデートに加え、One UI 8.5ではビジュアル全体が大幅に刷新される見込みです。
システムメニューのデザイン変更や、より立体的な3Dエフェクト、新しいアニメーションの追加など、操作体験そのものが進化します。
ベータ版は来月後半にも開始されると報じられており、対象となるGalaxyスマートフォンやタブレットに順次展開される予定です。
日本での提供時期はまだ発表されていませんが、正式発表後の対応モデル情報に注目が集まりそうです。
通知の“質”が変わるアップデートに
通知を「量」ではなく「質」で整理する動きは、スマートフォンの使い方そのものを変える可能性があります。
One UI 8.5が目指すのは、ユーザーが本当に必要な情報にだけすぐアクセスできる環境づくり。
もしAIが通知の優先順位を正確に理解できるようになれば、スマホ体験はよりシンプルでスマートなものになりそうです。
