
Vivoの最新フラッグシップ「X300」シリーズが、10月30日にグローバル市場で正式発表されることが明らかになりました。欧州向けの発表は同日17時(現地時間)に予定されており、シリーズ上位モデル「X300 Pro」は、カメラ性能を中心に大幅な強化が図られています。
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グローバル発表は10月30日、欧州で同日デビュー
Vivoは、中国で発表したばかりの「X300」と「X300 Pro」を、10月30日にグローバル向けに公開すると正式に発表しました。欧州市場では同日17時に詳細が明らかにされる予定で、イベント形式ではなくオンライン発表になる見込みです。
すでに中国ではメディア向けの先行発表が行われており、グローバル版でも同様の仕様が引き継がれるとみられています。リークされたティザー画像では、X300 Pro専用の「Photography Kit」も確認でき、カメラ性能を前面に打ち出す構成となっています。
MediaTek Dimensity 9500搭載、最大16GB RAM構成
両モデルには、MediaTekの最新SoC「Dimensity 9500」が搭載され、最大16GBのRAMおよびUFS 4.1デュアルレーンストレージに対応します。OSはAndroid 16ベースの「OriginOS 6」を採用し、これまでグローバル版で採用されてきたFuntouch OSに代わる形となります。
ディスプレイサイズは、標準モデルのX300が6.31インチ、Proモデルが6.78インチ。サイズの違いに加えて、Proモデルはバッテリー容量も大きく、長時間の撮影や動画再生を意識した設計になっています。
X300 Proは200MP望遠を含む3眼構成
X300 Proの最大の特徴はカメラ性能です。
背面には、
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50MP(1/1.28インチ)のメインカメラ
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50MP(1/2.76インチ)の超広角カメラ
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200MP(1/1.4インチ・3.7倍光学ズーム対応)のペリスコープ望遠カメラ
という3眼構成を採用。これは前世代「X200 Pro」と同じ構成ながら、画像処理アルゴリズムが刷新され、より自然な階調表現と夜間撮影性能が向上していると報じられています。
OriginOS 6採用でグローバル仕様も統一へ
今回のX300シリーズでは、グローバル版でも初めて「OriginOS 6」が搭載される点が注目ポイントです。これまでのFuntouch OSと比べてUIが統一され、アニメーションやマルチタスク操作性が大幅に改善されています。
日本での発売予定は現時点では未定ですが、Dimensity 9500搭載のグローバル展開モデルとしては注目度が高く、価格設定や対応バンドの発表が待たれます。