
中国で正式発表されたRealmeの新フラッグシップ「Realme GT8 Pro」。最大の特徴は、Ricoh GRと共同開発したカメラシステムと、物理的に交換できるモジュラーカメラ構造だ。スペック面でもSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、カメラ以外の妥協も一切ない構成となっている。
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Ricoh GR監修、レンズ交換できるスマホカメラ
GT8 Pro最大の特徴はカメラ。背面には3眼構成のカメラユニットを備え、ユーザーがトルクスネジ2本を外すだけでカメラモジュールのカバーを物理的に交換できるという新発想のデザインを採用している。
カメラの形状はスクエア型・サークル型・ロボット風の3タイプが用意されるほか、Realmeは3MFファイル形式の3Dモデルデータも公開しており、ユーザー自身が3Dプリンターでオリジナルデザインを作成することも可能だ。
カメラ構成は以下の通り:
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50MPメインカメラ(Ricoh GRチューニング、反射率0.2%の特殊コーティング)
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200MPペリスコープ望遠(Samsung ISOCELL HP5、1/1.56型センサー)
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50MP超広角(視野角116°)
Ricoh監修の「GRモード」では、同ブランドの28mm・40mm画角を再現。7枚構成の高透過レンズやダブルARコートにより、光透過率97%という高い描写力を実現している。
Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載、2K/144Hzディスプレイ
GT8 ProはSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、現行Android機の中でもトップクラスの性能を誇る。
ディスプレイは6.79インチ 2K解像度/最大144Hzリフレッシュレートに対応し、ゲームや映像でも滑らかな表示が可能。
インディスプレイ指紋認証や32MPフロントカメラを備え、7000mAhの大容量バッテリーを120W有線/50Wワイヤレス充電で急速充電できるなど、ハード面でも隙がない。
中国で発売開始、日本での展開は未定
Realme GT8 Proは中国国内で既に販売が開始されており、価格は以下の通り:
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12GB+256GB:3,999元(約8.5万円)
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16GB+256GB:4,299元(約9.1万円)
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12GB+512GB:4,499元(約9.5万円)
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16GB+512GB:4,699元(約10万円)
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16GB+1TB:5,199元(約11万円)
グローバル展開も予定されているが、日本での発売は現時点では未定。
スマホの“自分好みにカスタムできる”という文化が、ついにモジュラー設計の再来として再注目されるかもしれない。