
Samsung(サムスン)の約束が、ついに完了しました。2022年初頭に発売されたGalaxy A73に対して、最後のOSメジャーアップデートとなる「One UI 8.0(Android 16ベース)」の配信がスタートしています。
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アップデートはアジアから順次展開中
今回のアップデートは、まず一部アジア地域で配信が始まり、その後グローバルに広がっていく段階的な展開となっています。日本ではまだ配信が始まっていませんが、早ければ数日以内に通知が来る可能性もあります。
Galaxy A73はすでに発売から約3年半が経過しているモデル。フラグシップ機ではない中価格帯のスマートフォンにここまで手厚いサポートが続くのは、Samsungの中長期アップデートポリシーの反映と言えるでしょう。
2.5GBの大型ファイルに含まれる内容
今回のアップデートのビルド番号は「A736BXXUAGYJ1」で、容量は約2.5GB。2025年9月のセキュリティパッチも含まれており、セキュリティ面でも最新の状態が保たれます。
新しいOne UI 8.0では、GoogleのAndroid 16に基づく基本機能のほか、Samsung独自のビジュアル改善や、新機能「Now Brief」の削除などが行われています。OSレベルでの最適化とあわせて、日常的な使用感の向上も期待できそうです。
Galaxy A73はこれが最後のOSアップデート
Samsungは以前からGalaxy A73に対し「4回のOSメジャーアップデートを提供する」と公言しており、今回のアップデートでその約束を正式に完了しました。
Galaxy A73はAndroid 12を搭載して2022年に登場し、その後Android 13、14、15、そして今回の16まで対応してきました。これ以降はセキュリティパッチなどの小規模アップデートは継続される見込みですが、OSの大型アップデートは今回が最後になります。
すでに端末にアップデート通知が届いている方も多いかもしれません。もしまだの場合は、設定アプリの「ソフトウェア更新」→「ダウンロードしてインストール」から手動で確認してみるのもよいでしょう。
中価格帯でも4世代のOS更新が完了
今回のアップデートは、Samsungが掲げる「中価格帯モデルにも長期サポートを提供する」という方針が、実際に守られていることを示す具体例となりました。Galaxy A73のユーザーにとっては、性能だけでなくサポート面でも満足感のある締めくくりとなりそうです。