
HONORが先日公開したティーザー映像、「Robot Phone(ロボットフォン)」が話題になっています。映像内で目を引いたのは、まるでSF映画のように可動するロボットアーム型のカメラ。あまりにも現実離れした見た目から「AI生成では?」という声も上がっていましたが、どうやらこのプロジェクトは本当に進行しているようです。
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映像の真偽が疑われた「ロボットフォン」
今週初め、HONORは「Robot Phone」と呼ばれる新型スマートフォンをティーザーとして公開しました。最大の特徴は、背面カメラ部から伸びる多軸ジンバルアーム。カメラがアームの先端に搭載され、まるでロボットのように動くという大胆な設計です。
ただし映像は非常に滑らかで、「AI生成ではないか」と疑われるほどリアルなレンダリング。実際にどこまで開発が進んでいるのか不明でした。HONORは「詳細は2025年3月のMWCで発表予定」としていましたが、実機の存在を示す確証はまだありませんでした。
プロトタイプは「80%完成」との情報も
そんな中、著名リーカーのRODENT950氏が「HONORのRobot Phoneプロトタイプはすでに80%完成している」と報じています。
もちろん、残りの20%には製品化における難関が多く含まれており、「一度動く試作機」と「量産できる完成品」との間には大きな差があります。それでも、単なるコンセプトではなく、実際に動くハードウェアとして形になりつつあることを示唆しています。
MWC 2025での正式発表に期待
HONORはRobot Phoneに関する続報を、2025年3月初旬に開催される「MWC 2025」で公開予定です。現時点ではスペックや搭載SoCなどは一切不明ですが、スマートフォンのデザイン進化という観点では注目すべき試みです。
量産化のハードルは高いものの、実機デモが披露されれば、スマホカメラの常識を覆す存在になるかもしれません。
現時点では日本での発売予定は未定です。
“コンセプト止まり”で終わらないかが焦点
HONORのRobot Phoneは、単なるデザインアイデアとして消えていくのか、それとも本当に「動くスマホロボット」として世に出るのか。AIが作った映像と本物の境界が曖昧になる今、HONORがどこまで現実に踏み込めるのかに注目です。