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発売直後の新色が“色変わり”を起こす現象
AppleがiPhone 17 Proシリーズで新たに導入した新色「コズミックオレンジ」。発売当初は鮮やかなオレンジの輝きが話題を呼びましたが、Reddit上で「ピンク色に変色した」という報告が登場しています。
投稿者「DakAttack316」氏によると、所有するiPhone 17 Pro Maxの金属フレーム部分が、数週間のうちにピンク寄りの色味に変化したとのこと。投稿には4枚の写真が添えられており、側面の金属部分がピンク色に見える一方で、カメラ周辺などの凹部分はオレンジのまま残っている様子が確認できます。
背面ガラスはオリジナルの鮮やかなオレンジを保っているため、変色はアルミ製フレームなど金属パーツに限定されているようです。
偽造?それとも酸化?
投稿者は「加工はしていない」と主張していますが、画像の信ぴょう性については議論もあります。過去にもiPhone発売時には“Bendgate”や“スクラッチ問題”など、局地的なトラブルを大きく見せる投稿が話題になったこともあり、今回の件も同様のケースの可能性があります。
とはいえ、もし本当に変色が起きているとすれば、原因として考えられるのは「酸化反応」です。アルミニウムの陽極酸化処理が何らかの理由で不均一に進行した場合、金属表面の色味が変化することがあります。
ただ、通常こうした変化は長期間かけて進むものであり、短期間で目立つほどの色変化が起きるのはまれです。手の脂や空気中の成分が影響した可能性もありますが、画像を見る限り、手で触れやすい部分だけが変色しているわけではないようです。
現時点では“レアケース”の可能性が高い
現時点では、この「ピンク化」現象に関する信頼できる報告は他にほとんど見つかっていません。SNS上でも同様の事例は少なく、Appleや販売店からの公式な声明も出ていません。
もし本件が実際に起きている現象であれば、原因は製造段階でのアルマイト処理のばらつきや、特定の環境下での酸化反応などが考えられます。しかし、今のところは一部ユーザーの端末に限定された事例と見られています。
Appleはこれまでも製造精度の高さで知られており、こうした“個体差トラブル”が広がることは極めてまれ。今後、同様の報告が増えるかどうかが注目されます。
引用:AppleInsider