
Appleが、iPadシリーズ向けアクセサリのラインナップをさりげなくアップデートしました。今回の目玉は「新しい」iPad Pro向けではなく、実はiPad Air用のMagic Keyboardです。
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iPad Air用Magic Keyboardにブラック登場
Appleは10月16日(現地時間)、新型「M5 iPad Pro」を発表しました。Wi-Fi 7対応やセルラーモデルでのC1Xモデム搭載などが話題になりましたが、その裏でiPad Air向けアクセサリにも小さな変化が加えられています。
これまで13インチのiPad Air向けMagic Keyboardはホワイトのみでしたが、新たにブラックモデルが追加されました。価格は319ドル(約4.8万円)で、12か月分割なら月額26.58ドル。Apple Cardユーザーは購入時に3%のキャッシュバックが受けられます。
iPad Pro向けMagic Keyboardは「M5対応」表記に変更
一方で、M5チップを搭載した新しいiPad Proシリーズ向けのMagic KeyboardもApple公式サイトで販売が開始されています。ただし、よく見ると実際にはM4モデルと同一仕様のようです。
Apple公式サイトの「互換性」欄によると、M5モデル用Magic KeyboardはM4 iPad Proにも対応しており、仕様変更はほとんど見られません。
さらに、過去ページをWayback Machineで確認したところ、2024年のM4版と説明文はほぼ同一で、「new(新しい)」の文字とオレンジ色の「New」タグだけが削除されています。つまり、実質的には名称だけが「M5対応」に差し替えられた形です。
価格は据え置き、Appleらしい静かな更新
価格は11インチ用が299ドル(約4.5万円)、13インチ用が349ドル(約5.3万円)。どちらも12か月の分割払いが可能で、Apple Card経由の購入では3%のキャッシュバックが適用されます。
今回の変更は、派手な新機能こそありませんが、iPad Airユーザーにとっては選択肢が広がる嬉しいアップデート。対してiPad ProのMagic Keyboardは、あくまで「M5世代に合わせた名称整理」にとどまるようです。
Appleらしい静かな更新ですが、細部の一貫性や製品展開の整え方には、同社のこだわりが感じられます。