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デュアルチップ構成で撮影性能を強化
vivoが新フラッグシップ「X300」および「X300 Pro」を正式発表しました。数ヶ月にわたるリークを経て登場したこのシリーズは、映像性能に特化したモデルです。
両モデルにはMediaTek Dimensity 9500とvivo独自の「V3+」イメージングチップを組み合わせた“デュアルチップ構成”が採用されており、AnTuTuベンチマークではX300 Proが410万点超えを記録。最新のOriginOS 6(Android 16ベース)を搭載し、操作性や安定性も向上しています。
X300 Proは200MP ZEISS望遠カメラを搭載
上位モデルのX300 Proは、200MP ZEISS APO望遠カメラを主軸にしたトリプルカメラ構成。
この望遠カメラには、Samsungと共同開発された1/1.4インチHPBセンサー(f/2.67)を採用し、CIPA 5.5等級の光学手ぶれ補正を備えています。
メインカメラには1/1.28インチのSony LYT-828センサー(f/1.57)+ZEISSレンズを採用し、“ジンバル級”の±1.5°の手ぶれ補正に対応。さらに、50MP超広角ISOCELL JN1カメラも搭載されています。
動画撮影では、4K 60fpsポートレート撮影や、4K 120fpsデュアルEIS撮影にも対応。10-bit Log動画やACESワークフローにも対応し、プロ仕様の映像制作が可能です。
本体は6.78インチ(1260×2800)のディスプレイを採用し、カラーはブラック・ブラウン・ブルー・ホワイトの4色展開。
コンパクトモデルのX300も200MPメインカメラ
一方のX300は、6.31インチ(1216×2640)フラットディスプレイを採用したコンパクトモデル。
メインカメラにはProの望遠カメラと同じ200MP HPBセンサー(1/1.4インチ、ZEISSレンズ)を搭載し、標準モデルながらハイエンド級の撮影性能を持ちます。
望遠カメラには50MP Sony LYT-602(1/1.95インチ、f/2.57)を採用。超広角カメラはProと同じ50MP ISOCELL JN1。
厚さは7.95mm、重さ190gと軽量で、カラーはブラック・ブルー・ピンク・レッドの4色が用意されています。
バッテリーも強力、防水防塵もフル対応
ディスプレイはいずれも120Hz駆動の8T LTPOパネルで、ZEISS Master Color Display認証を取得。2,160HzのPWM調光にも対応し、目に優しい仕様です。
バッテリーはProが6,510mAh、標準モデルが6,040mAh。どちらも90W有線/40Wワイヤレス充電に対応します。
また、前面カメラはいずれも50MP ISOCELL JN1を採用。IP68/IP69の防水防塵、USB 3.2ポートも備え、耐久性や利便性も抜かりなしです。
中国で発売、日本展開は未定
価格は以下の通り(中国市場):
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X300:4,399元(約6.2万円/12GB+256GB)〜5,799元(約8.1万円/16GB+1TB)
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X300 Pro:5,299元(約7.4万円/12GB+256GB)〜6,699元(約9.4万円/16GB+1TB)
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X300 Pro Satellite Edition:8,299元(約11.6万円/16GB+1TB)
現時点では日本での発売予定は発表されていませんが、vivoのカメラ技術の集大成ともいえるシリーズだけに、グローバル展開が待たれるところです。