
Samsung(サムスン)が、次期アップデート「One UI 8.5」でeSIM移行機能を大幅に改善するようです。これまで面倒だった「iPhoneからGalaxyへのeSIM引き継ぎ」が、キャリアを介さずに完結できるようになるかもしれません。
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One UI 8.5で「iPhone→Galaxy」eSIM転送が可能に
リークされたOne UI 8.5のコードから、サムスンがiPhoneからGalaxyへのeSIM移行ツールを開発中であることが判明しました。
これまで、iPhoneからAndroid(特にGalaxy)へ番号を移行する場合、キャリアに連絡して再発行してもらう必要がありましたが、この手間が不要になる可能性があります。
実際の設定画面では、従来の「別のスマートフォンから転送」ボタンが、「Androidから」「iOSから」の2種類に分かれて表示される仕様になるようです。
つまり、Galaxyの初期設定時に、iPhone側のeSIMを直接転送できるようになる設計です。
Android 16とiOS 26の連携を踏まえた動き
AppleとGoogleはすでに、iOS 26およびAndroid 16で相互のeSIM移行を容易にする仕組みを進めています。
しかし、これまでサムスン製スマートフォンはその流れから少し遅れており、iPhoneからGalaxyに乗り換えるユーザーは不便を感じていました。
今回のOne UI 8.5対応により、サムスンはGoogleやAppleと足並みをそろえることになります。特に米国では、PixelシリーズがすでにiPhoneからのeSIM転送に対応しており、Verizon、AT&T、T-Mobileといった大手3キャリアで利用可能です。Galaxyでも同様の対応が予想されています。
One UI 8.5ベータは11月開始予定
One UI 8.5のベータプログラムは11月に開始されると報じられています。
ただし、今回のeSIM移行ツールがベータ段階で利用できるのか、それとも正式版で提供されるのかはまだ不明です。
正式リリースは来年になる可能性もあります。
乗り換えユーザーにとって大きな一歩
Androidの中でも最大シェアを持つGalaxyが、ついにiPhoneからのeSIM移行をサポートするとなれば、乗り換え時の障壁が一気に下がることになります。
これまで「キャリアに連絡して再発行」という煩雑な手続きが不要になれば、iPhoneからGalaxyへの移行を考えていたユーザーにとって大きな朗報です。
次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズの登場と合わせて、スムーズな乗り換え体験が期待されます。