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米国キャリア版で安定版アップデートが展開中
Samsung(サムスン)は、折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 5」と「Galaxy Z Flip 5」に対し、Android 16ベースのOne UI 8を米国で正式配信しました。
対象はキャリアロック版で、ビルド番号はそれぞれF946USQU6FYI8(Fold 5)とF731USQU6FYI8(Flip 5)。先月までは韓国でテスト配信が行われていましたが、ついに米国ユーザーにも安定版が届き始めています。
One UI 8で追加された主な新機能
今回のアップデートでは、Galaxyシリーズの使い勝手をさらに高めるいくつかの改良が加えられています。
まず注目なのが、新しい「90:10」分割表示モード。マルチタスク時に、片側のアプリをメインにもう片側を小さく表示できるようになり、FoldやFlipの縦長画面をより効率的に活用できます。
また、Samsung DeXも刷新され、従来の独自ミラーリング方式ではなく、Android標準のデスクトップモードをベースとした仕組みに変更。より自然で安定したデスクトップ体験が可能になっています。
さらに、写真編集では**「Audio Eraser」(音声ノイズ除去)や「Portrait Studio」**(ポートレート補正)といった新機能も利用可能に。細かなアップデートながらも、日常での使い勝手が確実に向上しています。
日本版の配信は現時点で未定
現状、アップデートが確認されているのは米国キャリアロック版のみで、日本を含む他地域への展開時期は未定です。例年通りであれば、韓国・米国の後にグローバル版、そしてSIMフリー機種へと順次拡大される見込み。
One UI 8は、Android 16の新機能を活かしながら、折りたたみ機の特性を意識したUI最適化が進んでいます。
Z Fold 5/Z Flip 5を使っている人にとっては、次の大きな進化を感じられるアップデートになりそうです。