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iFixitでPixel 10シリーズの純正パーツ販売開始
Google Pixel 10シリーズの純正修理パーツが、修理ガイドサイト「iFixit」で正式に販売開始されました。
Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XLの3モデルすべてが対象で、ディスプレイやバッテリー、リアカメラなど主要パーツを購入可能です。
9to5Googleの報道によると、Pixel 10シリーズは「今年もっとも修理しやすいスマートフォン」とも評されており、自分で修理を行う“DIY派”には朗報といえそうです。
一方で、一部のパーツ価格は前世代Pixel 9より高くなっており、全体としては「うれしいけれどちょっと痛い」アップデートとなっています。
ディスプレイや背面ガラスが値上げ傾向に
まず、ベースモデルのPixel 10では、ディスプレイの交換費用が**159.99ドル(約2万4,000円)と、Pixel 9の同パーツより20ドル高くなっています。背面パネルも89.99ドル(約1万3,500円)**で、前年の59.99ドルから30ドルの値上げ。
ただし、バッテリーは10ドル安くなっており、部分的にはコストダウンも見られます。
Pixel 10 Proの場合はもう少し良心的。バッテリー価格は下がり、背面カメラも60ドルの値下げ。背面ガラスはわずか7ドルの値上げにとどまっています。ただし、ディスプレイ交換は37ドルの値上げとされており、最も高価なパーツとなりそうです。
最上位のPixel 10 Pro XLはProモデルとほぼ同価格帯で、背面ガラスが109.99ドル、フロントカメラが69.99ドルと公表されています。
修理マニュアルはGoogle公式で無料公開中
もし自分で修理に挑戦する場合は、Google公式サポートページに無料で公開されている修理マニュアルをダウンロードしておくのがおすすめです。
すべてのPixel 10シリーズ向けに詳細な手順書が用意されており、分解や交換のリスクを最小限に抑えることができます。
Pixel 10シリーズは構造的にも分解しやすく設計されており、「修理しながら使い続ける」文化を後押しする存在になりそうです。
現時点で日本向けの純正パーツ販売や価格情報は発表されていませんが、iFixit経由での個人輸入も可能です。
エコロジー志向や長期利用を重視するユーザーにとって、今回の展開はポジティブなニュースといえるでしょう。