
サムスンが開発中とされる新型ヘッドセット「Galaxy XR」に関連する新機能が、同社のスマートフォンで見つかりました。カメラアプリの拡張モジュールに「3Dキャプチャ」設定が追加され、スマートフォンで撮影した立体的な写真や動画をGalaxy XR上で楽しめることが確認されています。
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Galaxy XRヘッドセット名称を公式アプリが示唆
サムスンはGoogleと協力して、新しいAndroid XRプラットフォームを採用した「Project Moohan」ヘッドセットを開発中と報じられてきました。今回のアップデートで、このヘッドセットの名称が「Galaxy XR」となることがほぼ確実になりました。
対象となるのは「Camera Assistant」アプリの最新版(v4.0.0.3)。Galaxy S25 FEでは新機能が確認できませんが、Galaxy S25 Ultraにインストールしたところ、新たに「3Dキャプチャ」機能が表示されることが報告されています。
スマホで撮影した立体映像をヘッドセットで再生
「3Dキャプチャ」では、カメラプレビュー上部に専用ボタンが追加され、Galaxy XR対応の立体写真や動画を撮影できるようになります。リーカーのIce Universe氏は、実際に4K 30fpsで撮影した動画を公開しており、ギャラリーアプリ上には「Shot in 3D」と表示されたと伝えています。
Appleが「iPhone 16」と「Vision Pro」で実現しているのと同様に、ユーザー自身が生成する立体コンテンツがXR体験の大きな柱となる見込みです。
今後の対応機種や展開は未定
現時点では、どのGalaxyスマートフォンが3Dコンテンツ撮影に対応するのかは明らかになっていません。最新のGalaxy S25シリーズやGalaxy Z Fold 7、Galaxy Z Flip 7など、縦型のデュアルカメラを採用したフラッグシップ機種は対応する可能性が高いと考えられます。
Galaxy XR自体の正式発表は「今月中あるいは来月」とする複数のリークがあり、発売時期は近いとみられています。ただし、日本での展開については現時点では未定です。
Galaxy XRと3D撮影機能で広がる新体験
サムスンが誤って示した「Galaxy XR」名称と「3Dキャプチャ」機能は、同社のXR戦略を裏付けるものとなりました。スマートフォンで撮影した立体写真・動画をヘッドセットで再生できる仕組みは、ユーザー体験の幅を大きく広げる可能性があります。今後の正式発表と対応機種の詳細に注目が集まります。