Huaweiが投入した11インチタブレット「Huawei MatePad 11.5 S 2026」が、海外メディアNotebookcheckで詳しくレビューされています。いわゆるミドルレンジ帯ながら、マット仕上げのディスプレイや高機能スタイラス対応など、他社と差別化するポイントがいくつも盛り込まれたモデルです。
Googleサービスの扱いという制約はあるものの、ハードウェア面では独自性を打ち出してきました。価格はメーカー直販で約500ユーロとされています。
目次
マット液晶とM-Pencil Proが核
Huawei MatePad 11.5 S 2026の最大の特徴は、改良されたマットディスプレイと「Huawei M-Pencil Pro」対応です。
11インチのディスプレイは、反射を抑えた低グレア仕様。レビューでは、従来モデルよりも解像感と色再現性が向上していると評価されています。実測の色精度テストでも、発色の正確さが確認されたとのことです。
マット仕上げにより、指紋が付きにくいだけでなく、スタイラス使用時の“適度な抵抗感”も得られます。実際の紙に近い書き味を意識したチューニングで、イラスト用途やノート用途を重視する層には刺さる仕様です。
対応するHuawei M-Pencil Proは、16,000段階以上の筆圧感知と傾き検知に対応。描画用・筆記用など複数のペン先が用意されているほか、ジェスチャー操作もサポートします。単なる「書けるペン」ではなく、クリエイティブ用途を意識した設計です。
Googleアプリは使えるのか
Huawei製デバイスといえば、米国の制裁によりGoogle公式サービスをプリインストールできない点が知られています。
今回のHuawei MatePad 11.5 S 2026も例外ではありません。ただしレビューでは、オープンソース系ツールを使って初期設定を行えば、多くのGoogleアプリは問題なく動作すると報じられています。
一方で、Google WalletやGoogle Payは利用できません。ただし本機はNFC非搭載のため、そもそもタブレットとしてこれらを使う前提ではありません。タブレット用途に限れば、実用上の支障は限定的と評価されています。
セルラー非対応など弱点も
完成度は高いものの、いくつか注意点もあります。
まず、Huawei MatePad 11.5 S 2026にはセルラーモデルが存在せず、GPSモジュールも搭載されていません。低グレアディスプレイは屋外利用に適した仕様ですが、単体でのモバイル運用には向かない設計です。
また、バッテリー持続時間については、搭載プロセッサの電力効率がより高ければさらに伸ばせた可能性があると指摘されています。詳細なSoC名やGPU構成については、レビュー本文での言及にとどまっています。
ミドルレンジで異彩を放つ存在
Huawei MatePad 11.5 S 2026は、価格帯としては中価格帯に位置づけられますが、マットディスプレイの質感やM-Pencil Proとの組み合わせは、同クラスでは珍しい構成です。
タブレット市場では「Huawei MatePad Pro」や「Huawei MatePad 11」「Huawei MatePad 11.5」、さらには電子ペーパー志向の「Huawei MatePad Paper」など、用途別にラインアップが広がっています。その中で本機は、“紙に近い書き味”を前面に出した11インチモデルとして差別化を図る一台と言えます。
現時点では日本発売についての公式発表はありません。国内展開の有無や価格設定がどうなるかが、今後の注目ポイントになりそうです。
引用: Notebookcheck
