Motorolaが新たに発表したフラッグシップモデル「Motorola Signature」が、カメラ評価で思わぬ存在感を示しています。DXOMARKの最新テスト結果で、Google PixelやSamsung Galaxyの上位モデルを上回るスコアを記録しました。数字だけを見ると地味ですが、内容を読むと評価の理由がはっきり見えてきます。
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DXOMARKで世界6位、PixelやGalaxyを上回る結果に
DXOMARKによるスマートフォンカメラのランキングで、Motorola Signatureは総合スコア164点を獲得し、世界6位にランクインしました。上位にはHuawei Pura 80 UltraやiPhone 17 Proなどが並びますが、注目したいのはGoogleとSamsungの扱いです。
Pixel 10 Pro XLは8位にとどまり、SamsungのGalaxy Sシリーズはトップ20圏外という結果でした。Motorolaのフラッグシップが、PixelやGalaxyを順位で上回るのは珍しく、今回のテスト結果はやや意外と言えそうです。
強みは暗所性能と色再現、ノイズの少なさ
DXOMARKのレポートによると、Motorola Signatureは写真・動画ともに正確な露出と広いダイナミックレンジを実現している点が高く評価されています。ホワイトバランスはニュートラルで、色再現も自然。特に暗所撮影での性能が優秀で、全体的に画像ノイズが非常に少ないことが特徴とされています。
ポートレートモードでは被写界深度の推定精度が高く、肌の色味も良好とのこと。一方で、動画撮影時の露出がわずかに不安定になる場面や、逆光シーンでのノイズ、短い望遠域でのディテール低下といった弱点も指摘されています。ただし、総合的には長所が短所を上回るという評価です。
Snapdragon 8 Gen 5搭載の最新フラッグシップ
Motorola Signatureは、いわゆるMotorola Signature Seriesの最新フラッグシップとして発表されました。SoCにはQualcomm Snapdragon 8 Gen 5を採用し、12GBまたは16GBのLPDDR5Xメモリ、最大1TBのUFS 4.1ストレージを搭載します。
ディスプレイは6.8インチのExtreme AMOLEDで、最大輝度は6,200ニト。リフレッシュレートは165Hzと高く、表示性能もかなり攻めた仕様です。バッテリー容量は5,200mAhで、IP68およびIP69の防水・防塵性能にも対応しています。
カメラ構成は、50MPのメイン、50MPの超広角、50MPの3倍光学ズーム対応望遠というトリプル構成。スペック表だけを見ると控えめに感じますが、DXOMARKの結果を見る限り、実写性能はかなり作り込まれている印象です。
日本発売は未定、名称変更の可能性も含み待ちの段階
現時点でMotorola Signatureは、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域向けに発表されています。日本での発売については公式な情報はなく、現時点では未定です。
また、地域によっては名称を変更して投入される可能性も示唆されており、Motorola Signature New Nameとして別ブランドで展開される可能性もあります。PixelやGalaxyを上回るカメラ評価という事実はインパクトが大きく、日本市場に登場するかどうかが、このニュースの最大の注目点と言えそうです。
