折りたたみスマートフォンといえばクラムシェル型のRazrを思い浮かべる人も多いと思いますが、Motorolaがついにブック型フォルダブル市場に参入します。CES 2026でティザー公開されたのが「Motorola Razr Fold」。まだ全貌は明かされていないものの、これまでのRazrとは明確に立ち位置の違う、大画面・フラッグシップ路線の1台になりそうです。
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CES 2026でティザー公開、Razr初のブック型
MotorolaはCES 2026の場で、Razr Foldを正式発表ではなく「予告」という形で公開しました。現時点では詳細な仕様や価格、発売時期は明らかにされておらず、あくまで存在と方向性を示した段階です。
同社によると、Razr Foldは「ウルトラフォン」と位置づけられており、全体的に最上位クラスの構成を採用する方針とのこと。SamsungやGoogle、OnePlusなどが先行してきたブック型フォルダブル市場に、2026年になって本格参入するというメッセージ性の強い発表でした。
8.1インチ2K LTPO搭載、カメラも50MP三眼構成
公開されているスペックは多くありませんが、ディスプレイとカメラ構成はすでに明らかになっています。外側ディスプレイは6.6インチ、内側のメインディスプレイは8.1インチの2K LTPOパネル。ブック型としてはかなり大きめで、タブレット的な使い方も意識したサイズ感です。
カメラはすべて50MPで統一されており、メインはSony製のLYTIAセンサーを採用。加えて50MPの超広角兼マクロ、50MPの3倍ペリスコープ望遠という構成です。フロントカメラも外側に32MP、内側に20MPを備えています。カラーはPANTONE Blackened BlueとPANTONE Lily Whiteの2色展開とされています。
SoCについては正式発表されていませんが、事前説明では最上位クラスになるとされており、Snapdragon 8 Elite Gen 5が搭載される可能性が高いと報じられています。

専用スタイラスや新型ウォッチなど周辺機器も発表
CES 2026ではRazr Fold本体だけでなく、Motorolaが「moto things」と呼ぶ周辺機器群も発表されました。Razr Foldに対応するスタイラス「Moto Pen Ultra」は、インテリジェントなスタイラス体験を提供するとされています。
さらに、Wear OSを採用しない独自OSの新型スマートウォッチも登場。最大13日間のバッテリー持続、IP68対応、22mmバンド互換といった実用重視の仕様です。また、最大500日間のバッテリー寿命をうたうトラッカー「moto tag 2」も発表され、UWBやBluetooth、Find Hubに対応します。
日本発売と価格は未定、Razrの方向転換が最大の注目点
現時点でRazr Foldの価格や発売地域、日本での展開については発表されていません。ブック型フォルダブルとしては後発になりますが、Razrブランドをあえてこの形で拡張してきた点は大きな変化です。クラムシェルの象徴だったRazrが、大画面フラッグシップ路線へ踏み出す。その方向転換こそが、今回のニュースで最も重要なポイントと言えそうです。
