スマートフォンの進化といえば、ここ数年はカメラやディスプレイ、充電速度の話題が中心でした。そんな流れの中で、HONOR(オナー)がまったく別の方向からインパクトのある一手を打ってきたかもしれません。
海外メディアによると、未発表モデル「Honor Win」が10,000mAhという大容量バッテリーを搭載する可能性があると報じられています。
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Weibo投稿から浮上した10,000mAhの噂
今回の情報源は中国SNS・Weiboへの投稿です。そこでは、Honor Winに10,000mAhバッテリーが搭載されるとされていました。注目したいのは、この投稿をHONORのPerformance Optimization R&D EngineerであるA Yong氏がリポストしている点です。
公式発表ではないものの、社内エンジニアが反応していることから、単なる憶測とは言い切れない内容として受け止められています。
HONORはこれまでも7,000〜8,000mAh級バッテリーを搭載した端末を投入してきましたが、10,000mAhとなると一段階レベルが違います。

フラッグシップ級スペックと巨大バッテリー
興味深いのは、Honor Winがエントリー向けではなくフラッグシップクラスの構成と見られている点です。
流出した「端末情報」画面のスクリーンショットによれば、以下の仕様が示唆されています。
- OLEDディスプレイ(1.5K解像度)
- Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5
- LPDDR5X Ultra RAM 16GB(加えて仮想RAM 16GB)
- HONOR独自のC1 RF強化チップ、E2電力効率向上チップ
- トリプルカメラ構成の可能性
Snapdragon 8 Elite Gen 5は、数か月前に発表されたばかりの最新SoCです。現時点でこのチップを搭載し、かつ大容量バッテリーを備える機種はRed Magic 11 Pro(8,000mAh)程度とされており、10,000mAhが事実なら突出した存在になります。
なお、製品名が似ていることから「Honor Windows」や「Honor Windows App」と混同されがちですが、Honor WinはWindows関連製品ではなくスマートフォンと見られています。
2026年、競争軸はバッテリーへ
報道では、2026年に向けてスマートフォンメーカー各社がバッテリー容量を新たな競争軸に据え始めているとも伝えられています。Xiaomiも、比較的薄型の筐体で10,000mAhバッテリーを搭載する端末を検討しているとされており、この流れは一社だけの話ではなさそうです。
現行の主流である4,000〜5,000mAhと比べると、10,000mAhは単純計算でも倍近い容量です。実際の駆動時間はSoCやディスプレイ、最適化次第ですが、使い方次第では「数日充電不要」という世界が現実味を帯びてきます。
正式発表待ちだが、方向性は明確
現時点では、Honor Winの正式発表日や発売地域、日本での展開については明らかにされていません。価格についても情報はなく、日本発売は未定です。
それでも、フラッグシップ性能と10,000mAhバッテリーを両立させようとしている点は、今後のスマートフォン市場を占ううえで象徴的な動きと言えそうです。少なくとも「次はバッテリー」というメッセージは、かなり明確に伝わってきます。
