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Linux系OS好きには気になる存在、Jolla Phoneが久しぶりに新モデルを準備中です。
フィンランドのJollaが、独自OS「Sailfish OS」を搭載した次世代Jolla Phoneを発表しました。今回は”予約”という形を取りつつ、実質的にはクラウドファンディングに近い方式。2,000台分の予約が集まることを条件に、2026年上半期に欧州で出荷される予定です。
2026年発売予定の新Jolla Phone、まずは欧州向けで始動
Jollaが公開した今回の取り組みでは、99ユーロのデポジットを支払うことで予約登録が可能。ただし2,000台に達しなければプロジェクトは成立せず、デポジットは全額返金される仕組みになっています。
成立した場合の「プレオーダー価格」は499ユーロで、出荷前に残額399ユーロの支払いが必要です(一般販売は599〜699ユーロになる見込み)。
Jollaは今年夏からユーザーコミュニティにデザインや仕様の意見を募っており、今回発表されたほぼ最終仕様は、そのフィードバックを反映した内容になっています。
日本発売については、現時点では未定です。

Sailfish OS 5搭載。6.36型AMOLEDやMediaTek 5G SoCなど最新仕様に
新しいJolla Phoneは、Linuxベースの「Sailfish OS 5」を搭載。Androidアプリ互換はJolla独自のAppSupport機能で一部利用できます。
スペックは以下の通りで、近年のミドル〜ハイレンジ帯に近い構成です。
- ディスプレイ:6.36インチ FHD+ AMOLED(20:9、約390ppi、Gorilla Glass採用)
- SoC:高性能MediaTek 5Gチップ(正式名称は未公表)
- メモリ/ストレージ:12GB RAM + 256GBストレージ、microSDXC対応
- バッテリー:5,500mAh(ユーザー交換可能)
- 通信:5G / 4G LTE、WiFi 6、Bluetooth 5.4、NFC
- SIM構成:nanoSIM×2でデュアルSIM運用可能
- サイズ:158 × 74 × 9mm
- 生体認証:電源キー一体型指紋センサー
Jollaは「長期ソフトウェアアップデート」と「交換式バッテリー」「microSD対応」によって、端末寿命を伸ばせるとしており、量産Android端末にはない価値を打ち出しています。
プライバシーキー搭載。物理スイッチだが仕組みはソフト制御の可能性
特徴的なのが、本体側面の「プライバシーキー」。
これを使って、マイクやBluetoothなど特定の機能を素早く無効化できます。
ただし、ハード的に回路を切断する他社の“キルスイッチ”とは異なり、設定で動作を割り当てる仕組みであることから、ソフトウェア制御の可能性が高いとされています。
カメラ構成は、
- 50MP広角
- 13MP超広角
- 広角セルフィーカメラ
というシンプルなデュアル構成。背面カバーは交換式で、ブラック・ホワイト・オレンジが用意されるとのこと。
Jollaは大量生産モデルではないため、一般的なAndroid端末の価格競争には加われないとしつつも、独自筐体や交換式バッテリーなど“長く使えるスマホ”を目指したコンセプトを前面に出しています。
重要なのは「Sailfishを続けるための1台」という位置づけ
今回のJolla Phoneは、単なる新機種というより、Sailfish OSという独自路線を継続するためのマイルストーン的プロジェクトといえます。
量産モデルより高い価格帯ながら、その分コミュニティの声を反映した設計や、長期アップデート、交換式バッテリーなど“自分で育てるスマホ”的な方向性が見えてきます。
AndroidやiOSとは違うスマホ体験を求める人にとって、2026年のJolla Phoneは久しぶりに気になる存在になりそうです。
引用: Liliputing
