目次
10型デュアル折りたたみ、でも長年の機能が非搭載
Samsungがついに発表した「Galaxy Z TriFold」。スマホサイズから一気に10インチ級へ広がるデュアル折りたたみ構造で、今年の折りたたみ界隈でもっとも話題を集めているモデルです。
ただ、YouTuberのSuperSaf氏が実機ハンズオンで確認したところ、このTriFoldには長年Galaxyシリーズの定番だった「Flex Mode」が搭載されていません。Galaxy Z FlipやGalaxy Z Foldシリーズではおなじみの“半開き状態で固定し、机に置いたまま動画視聴や自撮りができる”あの機能です。TriFoldではこれが使えないため、自立させるにはスタンド付きケースなどが必要になります。
Flex Modeが搭載されてこなかった理由についてSamsungはコメントしていませんが、デュアルヒンジという特殊構造ゆえ難しかった可能性も考えられます。

一度折った状態では画面が使用不可に
もう1つ明らかになったのが、「一段階だけ折った状態では画面がぼやけて操作できない」という点。部分的に折りたたんだ姿は一見スマホサイズで便利そうに見えますが、この状態では内部のパネル表示が意図的に無効化されるようです。
これに対して、HUAWEI Mate XTは“部分折り”でも画面を利用でき、外側のディスプレイをスタンドがわりにしてFlex Mode的な使い方も可能です。TriFoldはカバー画面が別に用意されているため“部分折り状態”を公式に想定していないのかもしれませんが、他社モデルとの差は気になるところです。
10インチ大画面+Snapdragon 8 Eliteの実力
TriFoldの基本スペックはかなり豪華です。
- 10インチ級のメインディスプレイ(デュアル折りたたみ構造)
- 6.5インチのカバースクリーン
- SoCはQualcomm Snapdragon 8 Elite
- バッテリー容量は5,600mAh
- 45W有線充電、15Wワイヤレス充電対応
- カメラはGalaxy Z Fold 7と同じ構成
- ポケットサイズからタブレット級まで自在に広げられる点は、まさにTriFoldならでは。Flex Mode非対応という特徴はあるものの、ハードウェアの完成度はかなり高い印象です。
Samsungはまず韓国で発売し、続いて中国、シンガポール、UAE、米国へ展開予定。韓国では約2,445ドル相当から販売が始まります。現時点では日本発売は未定です。
TriFold最大のポイントは“便利さより構造を優先した設計”
今回判明したFlex Mode非対応や“部分折り時の画面使用不可”は、TriFoldが従来のFold/Flipシリーズと同じ使い方を想定していないことを示しています。Samsungは「折りたたみの利便性」よりも「10インチ級をポケットサイズに収める」という構造そのものの実現を優先したと見られ、そこがTriFold最大の個性になっています。
