Appleが、iPhoneやiPadの側面に磁力で装着する「ゲームコントローラー型アクセサリー」に関する特許を取得しました。Apple Arcadeをはじめとするスマホゲームが、より“コンソール体験”に近づくかもしれません。
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特許に示されたのは「マグネット式ゲームアクセサリー」
今回明らかになったのは、米国特許商標庁(USPTO)で公開された「Magnetically attachable gaming accessory(磁気的に取り付け可能なゲームアクセサリー)」という特許です。
これは、iPhoneやiPadの側面にマグネットで直接スナップし、物理ボタンやスティックを追加できるというもの。外観としては、左右に分かれた一般的なゲームコントローラーをスマホに装着するイメージです。
既存の製品でいうと「Backbone One(約99ドル)」のように、iPhoneを中央に差し込むタイプのゲームパッドが人気ですが、Appleが想定するのはそれよりもさらにシームレスな体験。
Apple Pencilのように、マグネットで装着・給電できる仕組みを応用している点が特徴です。
Appleが目指すのは「持ち歩ける拡張性」
特許文書では、「電子デバイスの特定の機能を向上させるアクセサリーを簡単に取り付けられるようにすることが望ましい」と述べられています。
つまり、ゲームコントローラーだけでなく、さまざまな機能拡張デバイスを想定しているとみられます。
AppleはiPhoneを「常に身につけているデバイス」と位置づけており、そこに着脱自在なアクセサリーを組み合わせることで、「必要なときに最適な機能を追加できる」方向を模索しているようです。
特許の中では、データ転送方法についても具体的に触れられており、NFC(近距離通信)、Bluetooth、充電回路、あるいは電気接点による通信方式などが記載されています。
磁力の強さにも細かな配慮
Appleらしいのは、この「磁力」そのものにも細心の注意が払われている点です。
特許では、「磁気配列が強すぎると、クレジットカードや交通系ICなどの磁気情報に影響を与える可能性がある」として、用途に応じて磁力を調整する仕組みも想定されています。
さらに、装着・取り外し・収納といった状態を検知し、それに応じて磁力を変化させることで、安全性と利便性を両立させる設計になるとしています。
この特許には、以前「Sidecar(iPadをMacのサブディスプレイ化する機能)」に関わったJulian K. Missig氏を含む6人の発明者が名を連ねています。
iPhoneが“ポータブルゲーム機”になる日も近い?
現時点ではこの特許が製品化されるかは不明ですが、もし実現すれば、iPhoneがNintendo Switchのように「いつでもどこでもゲーム機」に変わる未来が見えてきます。
Apple Arcadeを中心に、モバイルゲーム体験を強化する流れが加速するかもしれません。
現時点で日本国内向けの発売情報や製品化スケジュールは発表されていませんが、Appleが「モジュール化されたiPhoneアクセサリー」に本格的に取り組む可能性は高そうです。
引用: Apple Insider
