目次
大手が切り捨てる中、Homeyは“真逆”の選択
スマートホーム機器って、便利な反面「数年後に動かなくなるかも」という不安がありますよね。最近でもGoogleのNest Thermostatの旧モデルがサポート終了になり、ユーザーが強制的に買い替えを迫られるケースがありました。
そんな中、オランダのスマートホーム企業 Homey(ホーミー) が、まったく逆のアプローチを発表しました。同社は、既存ハードウェアのサポート期間を大幅に延長する方針を明らかにしています。
Homey Proは2031年までソフトウェア対応
今回発表されたのは、Homeyの中核製品である 「Homey Pro(2023)」 のサポート期間延長です。
当初は2028年までの5年間サポートを予定していましたが、これを2031年6月まで延長。つまり、発売から少なくとも8年間はアップデートやセキュリティパッチが提供されることになります。

しかも同社は「少なくとも」と明言しており、今後さらに延長される可能性もあるとのこと。短命なIoT製品が多い中で、この姿勢はかなり珍しいです。
新モデル「Homey Pro Mini」も同様の扱いに
新しく登場した小型モデル 「Homey Pro Mini」 にも、同じく2031年までのサポートが適用されます。
こちらは発売時期が新しいため恩恵は少し小さいものの、シリーズ全体を通じて統一したサポート体制を敷いた点はユーザーにとって安心材料です。
現時点では、今後のアップデート内容についてHomeyから具体的な説明はありませんが、新機能やセキュリティ強化が予定されているとしています。
長期サポートが「信頼」の証になる時代へ
IoTやスマートホームの世界では、ハードウェアよりもソフトウェアの寿命が製品価値を左右します。Homeyの今回の発表は、ユーザーを置き去りにしない「誠実なアップデート方針」として大きな意味を持ちそうです。
現時点で日本での正式販売は未定ですが、こうした企業姿勢は今後のスマートホーム選びにおいて1つの指標になりそうです。
