
Appleが「Apple Vision Pro」の開発者向けアクセサリ「Developer Strap(デベロッパーストラップ)」を刷新する可能性が浮上しています。Apple公式のDeveloperサイトが「10月22日注文開始」と明記したことで、近く新モデルが登場するとの見方が強まっています。
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Developerサイトに“10月22日発売”の記載
Appleの開発者向けポータル「Apple Developer」のvisionOSリソースページにおいて、「Apple Vision Pro Developer Strap」の項目が更新され、「Available to order on 10/22(10月22日より注文可能)」という注記が新たに追加されました。
この発見はRedditユーザー「Mastoraz」によって報告されたもので、Appleが正式なアナウンスを出す前にページの記述が変更された形です。
Appleはこれまで、同アクセサリのリニューアルを予告しておらず、最近の「Dual Knit Band」発表時にも触れられていませんでした。そのため、今回の更新は開発者ストラップの第2世代モデル登場を示すサインとみられています。
USB-C接続でMacと連携する開発者向けツール
初代Developer Strapは約300ドルで販売されており、Apple Vision Proの右側オーディオモジュールを取り外して装着することで、MacとUSB-Cケーブルで接続できる仕様でした。
この有線接続により、開発者はMacからヘッドセットへデータ転送を行い、Reality Composer ProでVision Proの映像をリアルタイムでモニター可能になります。Wi-Fi経由よりも安定かつセキュアな接続を目的とした設計ですが、転送速度はUSB 2.0レベルにとどまっていました。
新モデルでは転送速度向上の可能性も
現時点でAppleから正式な説明はないものの、新しいDeveloper Strapが登場する場合、Apple Vision Proのアップグレード版(通称「M5モデル」)に合わせたデザイン変更が施されるとみられます。
また、開発者の間では「USB 3.2 Gen 2」や「Thunderbolt」対応によるデータ転送速度の向上を期待する声も上がっています。もしこれが実現すれば、アプリ開発やデバッグ作業の効率が大きく向上することになるでしょう。
Appleからの正式発表に注目
今回のDeveloperページ更新が示す「10月22日」の日付は、単なる在庫再販ではなく新モデル登場のタイミングと一致する可能性があります。AppleInsiderはすでにAppleへ詳細確認を求めていますが、現時点で公式コメントは出ていません。
Vision Proのエコシステム拡大を狙うAppleが、開発環境の強化をどのように進めていくのか。10月22日の動きに注目です。
引用:AppleInsider