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Pebble、再始動に向けてアプリストアを再公開
一度は幕を閉じたスマートウォッチブランド「Pebble(ペブル)」が、ついに本格的に帰ってきそうです。
創業者のEric Migicovsky氏は最新のブログ投稿で、「Pebble Time 2」の開発進捗とともに、かつてのPebble Appstoreの復活を発表しました。
今回の発表によると、再始動したアプリストアには、以前公開されていた約2,000本のアプリと1万種類のウォッチフェイスが再び利用可能に。さらに2016年以降に新たに開発されたアプリも追加されています。
新機能として、「似ているアプリ」や「おすすめアプリ」を表示するセクションが追加され、アプリ探索がしやすくなりました。共有時にはSNS上でプレビューが表示される「ソーシャルリンクプレビュー」機能も導入されています。
Pebble Time 2で既存アプリがフルスクリーン対応
Pebble Time 2は、前モデルよりも大きく高解像度なディスプレイを搭載しています。これに伴い、既存のアプリやウォッチフェイスを拡大表示できる新機能が追加されました。
従来は黒い余白が生じていましたが、今回のアップデートで画面全体に表示が可能になり、見た目も操作感も大きく向上。公式ブログでは、改善後の比較画像も公開されています。
開発チームはさらに新機能も検討中
Migicovsky氏によると、Pebbleチームは今後もAppstoreの改善を進めていくとのこと。
現時点で検討されている機能には以下が含まれます。
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アプリをエミュレーター上で試す「Click to try」機能
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壊れたAPIや設定ページを自動検知して警告する仕組み
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カテゴリの細分化とおすすめ機能の精度向上
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人気の少ないアプリの発掘を促す仕組み
こうした改良は、古参ユーザーだけでなく、新しいPebbleファンにも楽しめる体験を目指したものといえそうです。
復活へのカウントダウンは始まっている
今回のニュースは、Pebbleが年内に新スマートウォッチを出荷予定とされる流れの中で発表されたもの。
すでにAndroidとiOS向けの新Pebbleアプリも試験版として公開されていますが、開発者は「まだ100%完成ではない」と注意を呼びかけています。
かつてのシンプルでハッカブルなスマートウォッチ文化を築いたPebble。今回のアプリストア復活は、その“再始動”に向けた確かな一歩と言えそうです。