
Googleのスマートウォッチ「Pixel Watch」で、Pixelスマートフォンをよりスムーズに操作できる新機能がテストされていることが分かりました。これまで「Watch Unlock」でスマホのロック解除が可能でしたが、今後はアプリ内の特定のページや機能に直接アクセスできるようになると報じられています。
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アプリ連携を強化する「Authorized Apps」機能
Googleが実験しているのは「Authorized Apps(認可アプリ)」と呼ばれる仕組みです。これにより、Pixel Watch上で「Open on phone」ボタンをタップすると、スマートフォンのロックが解除されるだけでなく、Google MessagesやWhatsAppなどのアプリ内の特定ページを直接開けるようになります。
この機能は「Google Play Services」バージョン25.37.31のベータ版で確認されていますが、現時点ではすべてのユーザーに提供されているわけではありません。また、対象となるアプリは信頼性の高い一部に限定されており、利用者自身が設定から追加や削除を行えるようになると伝えられています。
Pixel WatchとPixelスマホ限定の機能
「Watch Unlock」自体は、Pixel Watchが近くにあるときにPixelスマートフォンを自動的にロック解除し続けられる便利な仕組みです。今回の拡張機能も、この仕組みをベースに設計されています。
ただし、現時点ではPixel WatchとPixelスマートフォン(Pixel 4a以降)を組み合わせた場合にのみ利用可能です。Wear OS搭載の他社製スマートウォッチに対応するかどうかは不明で、Googleの公式発表を待つ必要があります。
Pixel Watchとスマホ連携の進化に期待
もし正式に導入されれば、通知からアプリを開いて特定の会話画面に直接移動するといった操作が、Pixel Watchからシームレスに行えるようになります。ロック解除から目的の操作までの手間を省けるため、日常的な使い勝手の向上が期待されます。
なお、日本での提供開始時期については現時点で明らかになっていません。