
Googleが提供するスマートホームアプリ「Google Home」が、AndroidとiOS向けに大幅なアップデートを開始しました。新しくなったオートメーションエディタでは、これまでより柔軟で高度な自動化設定が可能になります。
目次
条件指定や新トリガーで細かな自動化が可能に
今回のアップデートでは、従来の「特定のイベントが起きたら機器を動作させる」という仕組みに加え、新しいトリガーや条件設定が追加されました。
例えば「室温が一定の値に達したときにエアコンを動かす」といった具体的な設定が可能になります。また、条件指定を細かく設定することで「特定の時間帯だけ有効にする」といった高度な制御も実現できます。
一度きりのオートメーションにも対応
これまでは繰り返しの自動化しか設定できませんでしたが、新エディタでは「一度だけ実行するオートメーション」が利用可能になりました。
旅行や外出時など、一度限りで自動化したいケースに便利な機能です。目覚ましを設定する感覚で利用できる点が特徴といえます。
まだ一部機能は制限あり
一方で、新エディタはまだ開発途中とされています。現時点では「ライトの色変更」や「カメラの停止」といった一部の機能には対応していません。ただし、従来のエディタも引き続き利用できるため、必要に応じて切り替えが可能です。
Googleによれば、今後さらに機能追加が予定されており、順次拡張されていく見込みです。
配信は段階的に進行中
この新しいオートメーションエディタは段階的に配信されており、まだ利用できないユーザーもいます。数日から数週間のうちに広く展開される予定です。なお、日本での配信も進行中と見られます。
日常の自動化体験が一段と身近に
Google Homeアプリのオートメーションエディタが刷新され、条件付き設定や一度きりの自動化など、より高度な制御が可能になりました。現時点では一部機能に制限があるものの、旧エディタと併用できるため安心して試せます。今後のアップデートによって、スマートホーム環境をさらに発展させる基盤となりそうです。