
Appleの最新スマートウォッチ「Apple Watch Series 11」に搭載される新機能「高血圧通知」が、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けました。これにより、発売時から正式に利用可能となります。
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高血圧通知機能がFDA承認、9月19日から提供開始
米メディア9to5Macによると、この新機能はApple Watch Series 11およびApple Watch Ultra 3に標準搭載され、2024年9月19日の発売と同時に利用できるとのことです。さらに、過去のモデルであるApple Watch Series 9、Series 10、Apple Watch Ultra 2にも順次提供予定と報じられています。提供方法は、watchOS 26アップデート経由、もしくはAppleが遠隔で機能を有効化する形になる見込みです。
「血圧測定」ではなく「高血圧リスクの通知」
今回承認された高血圧通知機能は、従来の血圧計のように数値を直接測定するものではありません。Apple Watchが収集する30日間の血流データをもとに、血圧が高い状態が続いている可能性を検出し、ユーザーに通知します。
これにより、利用者は医師に相談したり、自宅で血圧計を使って確認するきっかけを得ることができます。Appleは、この新機能によって初年度だけで100万人以上のユーザーに通知が届くと見込んでいます。
日本での展開は未定
現時点では、日本国内での提供開始時期は明らかになっていません。Apple Watchの一部ヘルスケア機能は地域や規制により利用できない場合があるため、今後の公式発表を待つ必要があります。
今回のニュースのポイント
Apple Watch Series 11とUltra 3から導入される高血圧通知機能は、FDAの承認を受けて正式に利用可能となりました。血圧数値そのものを測定するのではなく、高血圧の兆候を検知して通知する仕組みで、利用者に医師の受診や測定のきっかけを提供するものです。日本での提供予定はまだ未定ですが、今後のアップデートによって対応モデルが広がる見込みです。