ARグラス市場で存在感を強めるXREALが、競合のVitureに対して米国で訴訟を起こしました。対象となっているのはVitureのXRグラスで、特にViture Pro XRが名指しされています。Xreal Viture 比較やXreal Viture Pro 比較といった文脈で語られることの多い両社ですが、今回は製品スペックではなく、技術そのものが法廷で争われる形になりました。
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米国でも訴訟へ、ドイツに続く法的対立
XREALがVitureを提訴するのは今回が初めてではありません。海外メディアによると、同社はすでに昨年ドイツでも同様の訴えを起こしており、今回は米国での追加提訴となります。
XREALの主張は明確で、VitureのXRグラスが、XREALの保有する特許技術を無断で使用しているというものです。問題とされているのは、米国特許番号「US Patent No. 11,988,839」。ARグラス内部での映像の表示方法や視認構造に関する技術が含まれているとされています。
この訴訟でXREAL側が勝訴した場合、Vitureに対してライセンス料の支払い命令や、製品の販売差し止めといった判断が下される可能性もあります。
Viture Pro XRが名指し、技術的類似性を問題視
今回の訴状では、特にViture Pro XRが特許侵害の中心的な対象として挙げられています。また、他のViture製品についても、同様の技術が使われている可能性があると示唆されています。
XREALは、単なる業界内での一般的な設計の似通いではなく、デザイン面・技術面の双方において「通常の範囲を超えた類似性」があると主張しています。Xreal Viture Rokid 比較やXreal Viture Rokidといった製品比較が盛り上がる一方で、表示技術の中核部分が争点になっているのは注目すべきポイントです。
XREALは、XR市場が急速に成長している今だからこそ、権利を明確に守る必要があるとも述べています。関連する調査として、XR市場が2035年までに約7,000億ドル規模に成長する可能性があるという見通しにも言及されています。
特許は2018年出願、XREALが単独保有
業界アナリストによると、問題となっている特許はXREALが2018年に出願し、2024年に正式に認可されたものです。米国とドイツの双方でXREALが単独で特許を保有しており、現時点ではViture側に同様の技術をカバーする特許は確認されていないとされています。
なお、Vitureは本件について、現時点では公式なコメントや見解を発表していません。Xreal Viture 比較やXreal Viture Proといったキーワードで注目を集める製品群ですが、法的な判断が下るまでは状況を見守る必要がありそうです。
ARグラス競争の裏側で進む重要な裁判
XREALとVitureはいずれも中国・北京で創業された企業で、XREALは2017年、Vitureは2021年に設立されています。XREALはかつて「Nreal」という名称で知られていましたが、2023年に現在の社名へと変更しました。
XREALにとって、法廷闘争は今回が初めてではありません。2019年にはMagic Leapから訴訟を起こされた過去もありますが、その件は証拠不十分として米国の裁判所で棄却されています。今回の訴訟は、ARグラス市場の主導権を左右しかねない重要な局面であり、Xreal Viture Pro 比較やXreal Viture Rokid 比較といった製品選びにも、今後影響を与える可能性があります。裁判所の判断が注目されます。
