Garminがマリン用途に特化したフラッグシップスマートウォッチ「Garmin Quatix 8 Pro」を発表しました。船上での使用を前提に設計されたモデルで、沖合でも通信できる衛星機能や、最大15日間のバッテリー持続時間が特徴です。海に出る人向けというニッチな立ち位置ながら、Garminらしい堅実な進化が見て取れます。
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沖合80kmでも通信できるQuatix 8 Proの強み
Quatix 8 Proの最大の特徴は、通信まわりです。GarminのinReach衛星技術とLTEモジュールを統合し、最大で沖合50マイル(約80km)地点でも通信が可能とされています。スマートフォンが圏外になる環境でも、テキストメッセージの送信、音声通話、リアルタイムの天候確認が行える設計です。
さらに、SOS緊急救助機能を搭載。遭難時にはウォッチ単体から救難信号を送信でき、Garminの24時間対応レスポンスセンターにつながります。同社によると、これまでに1,200件以上の水上救助を支援してきた実績があるとのことです。
チタン×AMOLED、Quatix 8 Proの基本仕様
デザインは前モデルの路線を踏襲しつつ、素材と表示性能を強化しています。ケースは47mmサイズで、チタン製ベゼルとサファイアクリスタルを採用。ディスプレイは1.4インチの高輝度AMOLEDで、直射日光下でも視認性を確保し、塩水や水しぶきにも耐える仕様です。
ソフトウェア面では新たに「Boat Mode」を搭載。海上ではオートパイロット操作やトローリングモーターの状態、船舶データが前面に表示され、陸上に戻ると通常のアプリやヘルスケア指標に自動で切り替わります。スポーツモードは100種類以上に対応し、ウェイクボードやウォータースキーなど水上アクティビティもカバーしています。

Quatix 8 ProとFenix 8 Proの違いはどこ?
Quatix 8 Proは、Garminのアウトドア向け最上位モデル「Fenix 8 Pro」と近い立ち位置にありますが、方向性は明確に異なります。Fenix 8 Proが登山やランニングなど陸上アクティビティ全般を想定しているのに対し、Quatix 8 Proは船舶連携や沖合通信といったマリン用途に機能を集中させています。
なお、現時点でQuatix 8 Pro Solarモデルや51mmサイズの展開については発表されていません。今回明らかになっているのは、47mm・AMOLED仕様の1モデルのみです。
15日駆動と発売日、現時点でわかっていること
常時接続機能と高輝度AMOLEDディスプレイを搭載しながら、スマートウォッチモードで最大15日間のバッテリー駆動を実現するとされています。価格は1,299.99ドルで、発売日は1月16日予定です。日本での発売時期や価格については、現時点では明らかにされていません。
Quatix 8 Proは万人向けのスマートウォッチではありませんが、海に出る時間が長い人にとっては代えの効かない存在になりそうです。通信、耐久性、専用UIという3点を徹底的に突き詰めたGarminらしい一台と言えます。
引用: GIZMOCHINA
