年末年始といえば、運動や健康を意識し始める人が増える時期です。そんなタイミングに合わせて、AppleがApple Watchの新しい広告キャンペーンを公開しました。テーマは少し変わっていて、「続けること」を強く意識させる内容になっています。
目次
家具に追われるApple Watchユーザー
今回公開されたのは、Apple公式YouTubeチャンネルに投稿された複数の短編広告で、総称は「Quit quitting with Apple Watch」とされています。映像の中では、ランニングやワークアウトをする人物が、スツールやベッド、アームチェアといった家具に追いかけられるという、ややシュールな演出が使われています。
ある動画では、「1月9日までに多くの人が目標をやめてしまう」というテロップの直後、バースツールが窓を突き破って走者を追いかける場面が描かれます。走っている本人はApple Watchをちらっと確認し、進捗データをチェックする、という流れです。
「Don’t give in」が示す広告の狙い
3本の広告はいずれも最後に「Don’t give in」というメッセージとApple Watchのロゴで締めくくられます。新年の抱負を立てても三日坊主になりがち、という現実を前提に、「やめてしまう自分」そのものを敵として描いている構成です。
Apple Watchには、運動データの記録や心拍数の変化通知、睡眠のリマインドなど、多くのヘルスケア機能があります。ただ今回の広告は、スペックや機能の説明よりも、「最初の一歩を続ける心理」にフォーカスしている点が特徴的です。
既存ユーザーにも向けたメッセージ
AppleInsiderの解説によると、この広告は新規ユーザー獲得だけでなく、すでにApple Watchを持っている人に向けた呼びかけの側面も強いとされています。実際、Apple Watchを身につけていても、運動習慣が定着しない人は少なくありません。
過去のレビューやコラムでも、通知やリング達成のリマインドが「励みになる一方で、煩わしさを感じる瞬間もある」と語られてきました。それでも長期的には体重減少など、一定の変化につながった例も紹介されています。
続けること自体を促すAppleの一手
今回の「Quit Quitting」キャンペーンは、Apple Watchが運動を強制する道具ではないことを前提にしつつ、それでも身近な存在として行動を促し続ける役割を強調しています。長く続くかどうかは人それぞれですが、「少なくとも一度はやってみる」きっかけを作る、という点において、この広告はAppleらしいアプローチと言えそうです。
引用: Apple Insider
