Samsungが投入した最新のXRデバイス「Samsung Galaxy XR Headset」が、意外な評価を集めています。注目されているのは性能や没入感だけでなく、これまで登場したXRヘッドセットの中でも特に修理しやすい構造を採用している点です。価格は決して安くありませんが、長く使うことを前提に考えると、見方が変わってきそうです。
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Galaxy Headsetとしては異例の高い修理性
Samsung Galaxy XR Headsetは、iFixitによる分解調査で「現時点で最も修理しやすいXRヘッドセット」と評価されています。内部構造は比較的シンプルで、分解や部品交換の難易度が低い設計になっているとのことです。
特筆すべきなのは、ヘッドセット全体でプラス(Phillips)ネジが統一して使われている点です。特殊工具が不要で、一般的なドライバーがあれば作業できるため、修理のハードルが大きく下がっています。これは、従来のGalaxy Headsetや他社XR機器と比べても珍しいアプローチです。
バッテリーやフェイス周りも交換しやすい設計
分解の結果、バッテリーパックの交換も比較的容易であることが確認されています。また、フェイスクッションやライトシール部分はマグネット固定となっており、工具を使わずに着脱可能です。
高価格帯のデバイスでは、バッテリー劣化や装着部品の消耗が買い替え理由になりがちですが、Samsung Galaxy XR Headsetではパーツ交換で対応できる余地が残されています。この点は、将来的な維持コストを考えるユーザーにとって無視できないポイントです。
Samsung Galaxy XR Headset Priceと保証の注意点
Samsung Galaxy XR Headsetの価格は1,799.99ドルとされており、AppleのVision Proよりは安いものの、依然として高価な部類に入ります。日本での正式な販売価格や発売時期については、現時点では明らかになっていません。
一方で注意したいのが保証の扱いです。内部には「Void If Tampered(分解した場合保証無効)」といったステッカーが確認されており、メーカーとしてはユーザー自身による修理を歓迎していない姿勢もうかがえます。なお、この表示は米国では法的に無効とされるケースもあると報じられていますが、日本で同様の扱いになるかは不透明です。
Galaxy Gear VR時代から変わった設計思想
かつてのSamsung Galaxy Gear VRは、スマートフォン装着型という特性もあり、修理や分解を前提とした製品ではありませんでした。それに比べると、Samsung Galaxy XR Headsetは「壊れたら直して使う」ことを現実的な選択肢として残した設計になっています。
価格だけを見ると簡単には手を出しづらい製品ですが、修理性の高さは長期利用を考えるユーザーにとって大きな価値になります。SamsungがXR市場でどの方向を目指しているのか、その姿勢が垣間見えるデバイスと言えそうです。
