GoogleがPixel Watchシリーズ向けに、Always-on Display(AOD)の機能強化を静かに進めています。これまでAODでは中途半端にしか表示されなかったメディア操作やタイマー類が、今回のアップデートでようやく“ちゃんと使える”ようになりました。
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AOD上でのタイマーや操作表示がシンプルに最適化
今回のアップデートは、Pixel Watch 4/Pixel Watch 3/Pixel Watch 2向けにWear OS 6の一部として順次展開されています(初代Pixel Watchは対象外)。
これまでAOD状態のPixel Watchでは、メディア操作やタイマー、ストップウォッチの表示が“通常画面の簡易版”のように出てしまい、黒背景に必要最低限だけを載せるというAOD本来の思想からズレていました。
たとえばタイマーのカウントダウンでは、AODなのに画面外周のリングなど余計な要素まで出てしまい、バッテリー節約にならなかったという声も多く聞かれます。
今回の変更ではこの問題が解消され、AOD時は必要要素のアウトラインのみが表示されるように。黒背景に白線で最低限の情報だけが残るため、視認性と省電力性の両方が改善されています。
メディア操作も低消費電力デザインに刷新
YouTube MusicやSpotifyなど対応アプリで音楽再生中にAODをオンにしていると、メディア操作ボタンが新しい“ローパワーデザイン”で表示されます。
これは、背景画像やカラー要素を削ぎ落とし、AOD向けに最適化されたデザイン。
もちろんAOD自体は多少バッテリーを使いますが、いちいち手首を上げて画面を点灯させるよりも消費を抑えられる場面は多そうです。
手首を上げれば従来どおり曲の背景アートなどフルグラフィックが表示されるので、AODとの切り替えも自然。
AOD時は最低限、表示時はリッチという、わかりやすい体験になっています。
Wear OS 6で順次適用、日本版は現時点で案内なし
今回のAODアップデートはWear OS 6に含まれる変更点のひとつで、Pixel Watch 4/3/2に今週から展開が始まったと報じられています。
一方、日本向けに特別な案内や時期の明言はなく、実際に反映されるまで少し時間がかかる可能性があります。
実用面では、AODオンの状態でもメディア操作やタイマーが“時計らしく見やすく”扱えるようになったことが大きなポイント。手首を上げる回数を減らせるため、AODを使う派の人にとっては確かなアップデートになりそうです。
