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「Quiet Tech」を掲げる、静かな進化
ガジェットが進化を続ける一方で、私たちは日々通知や画面に追われる生活を送っています。そんな中、Even Realitiesは「テクノロジーを生活に溶け込ませる」という新しい方向性を打ち出しました。
同社は、日常使いできるスマートグラスをいち早く世に出した企業として知られており、今回発表されたのは 「Even G2 Display Smart Glasses」 と 「Even R1 Smart Ring」 の2製品です。
CEOのWill Wang氏は「テクノロジーは人の注意を奪うものではなく、解放するものであるべきです」と語っています。その言葉通り、今回の製品は“Quiet Tech(静かなテクノロジー)”というコンセプトのもと、「目立たずに支える」存在を目指しています。

軽量36g、視界に自然に溶け込むディスプレイ体験
G2は初代モデルから大きく進化しています。チタンとマグネシウム合金で作られた筐体はわずか36gと軽量で、よりスリムで洗練されたデザインになっています。
搭載されているのは、HAO™ 2.0(Holistic Adaptive Optics)システムです。マイクロLEDプロジェクターとデジタル加工レンズを組み合わせ、文字や通知が自然に視界へ溶け込むように表示されます。まるで“画面を見ている”という感覚を忘れるほど自然な体験ができるのが特徴です。
さらに新搭載の「Conversate」AIアシスタントは、ユーザーの会話をリアルタイムで理解し、文脈に応じた情報や質問を提示します。会議後には自動で要約を生成してくれるため、「いい発言をしたのに思い出せない」という場面を防ぐことができます。
指先の「R1リング」で操作もスムーズに
もうひとつの新製品であるEven R1 Smart Ringも、“Quiet Tech”の思想を体現しています。
ジルコニアセラミックとステンレススチールを採用したボディは、高級感があり、ぱっと見ではスマートデバイスとは思えないデザインです。
G2を指先のジェスチャーで操作できるほか、ヘルスデータのトラッキング機能や、1日の活動バランスを数値化する「Productivity Score」も搭載されています。
アクセサリーのような自然な見た目でありながら、日常生活をさりげなくサポートしてくれる点が魅力です。
「消えるテクノロジー」という新しい方向性
Even G2は599ドル、R1は249ドルで、2025年11月12日から公式サイト(EvenRealities.com)で世界同時発売されます。両製品をセットで購入すると、期間限定の割引が適用されるとのことです。
現時点では、日本での発売予定は発表されていません。
スマートグラスといえば性能や派手な機能が注目されがちですが、Even Realitiesはあえて「静かさ」を選びました。
目立たず、邪魔をせず、必要なときにだけそっと寄り添う。
そんな“消えるテクノロジー”こそ、これからのスマートデバイスの理想的な姿なのかもしれません。
