
SamsungがElon Musk氏率いるxAIの初めてのカスタムAIチップ製造を受注する可能性が浮上しています。既にTeslaの次世代AIチップ製造を手掛ける契約を結んだばかりのSamsungにとって、さらなる大型案件となるか注目されています。
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Teslaに続き、xAIのAIチップ製造も視野に
韓国メディアBusinessPostの報道によると、SamsungはElon Musk氏が創設したxAIの初代カスタムAIチップの製造候補として検討されているとのことです。
Samsungは2024年にTeslaの次世代AIチップ「AI6」を製造する契約を締結しており、その規模は165億ドル(約2.4兆円)にのぼります。これにより、TSMCに後れを取っていたSamsung Foundry部門にとって大きな成果となりました。
今回浮上しているxAI向けのチップ案件は正式発表には至っていませんが、もし契約が成立すれば、Samsungの半導体事業にとってさらに大きな追い風となります。
Samsung半導体事業の回復基調
Samsungは近年、TSMCに製造技術でリードを許していましたが、Teslaとの契約獲得を機に勢いを取り戻しつつあります。さらにAppleの高性能イメージセンサーの受注も成功しており、半導体事業全体で受注拡大の流れが見られます。
Elon Musk氏はTeslaだけでなくxAIでもSamsungをパートナーとする可能性が高まっており、これはSamsungに対する一定の信頼感を示すものといえます。
日本展開や価格は未定
xAIのAIチップはまだ正式発表されておらず、仕様や市場投入のタイミングも明らかになっていません。日本市場での利用可能性や関連製品の展開についても、現時点では未定です。
SamsungとxAIの動向に注目
SamsungがTeslaに続き、xAIの初代AIチップ製造を担う可能性が報じられています。正式な契約は未発表ですが、もし実現すればSamsungの半導体部門にとって大きな成長機会となり、TSMCとの競争環境にも影響を与える可能性があります。