ASUSが、これまでの“いかにもゲーミング”な路線とは少し違うアプローチのヘッドセットを投入しました。その名も「ROG Kithara」。RGBライティングやワイヤレス機能ではなく、音質そのものにフォーカスしたモデルです。
海外メディアの報道によると、価格は299ドル。エントリー向けではなく、明らかにオーディオ志向のユーザーを意識した製品になっています。
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100mm平面磁界ドライバー搭載
ROG Kitharaの最大の特徴は、100mmの平面磁界(Planar Magnetic)ドライバーを採用している点です。ゲーミングヘッドセット市場ではダイナミックドライバーが主流であり、平面磁界ドライバーはかなり異色の存在といえます。
さらに、オーディオブランドとして知られるHIFIMANがチューニングに関与していると報じられています。eスポーツ向けというより、どちらかといえばオーディオファン寄りの設計思想です。
周波数特性は8Hz〜55kHzとされています。人間の可聴域を超えるレンジですが、数値そのものよりも、低域・中域・高域の分離感やバランスの取れた音作りが意図されている点が重要です。理論上は、足音や方向感の把握といった空間情報をクリアに再現しやすい構成といえます。
オープンバック構造と豊富な接続
本体は完全なオープンバック設計。密閉型とは異なり、広く自然なサウンドステージを実現しやすい構造です。その反面、遮音性はありません。静かな環境での使用が前提になります。
接続面も特徴的です。4.4mmバランス接続に対応し、さらに3.5mm、6.3mm端子も用意。USB-Cアダプターも同梱されると報じられています。一般的なゲーミングヘッドセットではあまり見かけない4.4mmバランス端子を備えている点からも、オーディオ寄りの立ち位置がうかがえます。
着脱式のブームマイクにはMEMS技術を採用し、対応周波数は20Hz〜20kHz。通話やボイスチャット用途をカバーする仕様です。
本体重量は約420g。平面磁界ドライバー搭載モデルとしては想定内ですが、軽量モデルではありません。ヒンジやヘッドバンド支持部には金属素材を使用し、イヤーパッドも追加で同梱されるとのことです。

ワイヤレス非搭載、音質優先の設計
ROGブランドといえば、ワイヤレス機能やRGBライティングを備えたモデルを思い浮かべる人も多いはずです。しかしROG Kitharaには、ワイヤレスモードもアクティブノイズキャンセリングも搭載されていないと報じられています。
あくまで有線、そして音質優先。その割り切りがこのモデルの方向性です。
現時点では日本での発売時期や国内価格は発表されていません。ROG Kitharaの価格(Price)については、海外で299ドルと報じられている段階です。日本展開がある場合、為替や流通コストを踏まえた価格設定になると考えられます。
ゲーミングヘッドセットという枠組みを超え、「ROG Kithara Planar」としてオーディオとゲームの中間を狙う存在になりそうです。音質重視のゲーミングヘッドセットを探している人にとって、選択肢の一つになる可能性は高いでしょう。
引用: GIZMOCHINA
