
ソニーが次世代携帯型ゲーム機として開発中と噂される「PS6 handheld(仮称)」に関して、ドック接続による性能強化やPS5クラスの処理能力を備える可能性が浮上しています。
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ドック接続で性能向上、Switch方式を採用か
PS5 ProやPS6のリーク情報でも知られるYouTubeチャンネル「Moore’s Law Is Dead」が、新たなリーク情報としてPS6携帯機の仕様を報じました。
現時点ではソニーからの正式発表はなく、唯一公式に販売されている携帯端末は「PlayStation Portal」のみです。
今回のリークによれば、この新型端末はNintendo Switchと同様にドックへ接続することで、据え置きモードで性能を向上させることが可能とされています。
ドック接続時にはAPUのクロックが上昇し、非接続時よりも高い処理能力を発揮する設計になるようです。
なお、この端末は据え置き型PlayStationの代替機ではなく、家庭用据え置き型と共存する形で提供されるとのことです。
AMD製Canis APU搭載でPS5やROG Ally Xを超える?
性能面では、ASUSのROG Ally Xを超えるケースもあり、特定の条件下ではPS5を上回る可能性もあると報じられています。
Wccftechによると、特定のゲームに対する最適化パッチが適用された場合、PS5以上のパフォーマンスを発揮するケースもあるとのことです。
この性能の源泉は、AMD製の「Canis APU」とされており、TSMCによる135mm²のモノリシックダイ上に構築されている模様です。
これに加え、メモリは16GBまたは24GB搭載される可能性があり、携帯機としては非常に高性能な部類に入ります。
価格帯については、399〜499ドル程度になるとの見通しです。また、PS4およびPS5タイトルとの後方互換性も確保される予定とされています。
発売時期や国内展開は未定、注目のデバイスに
現時点ではソニーから正式な発表は一切なく、製品名、発売日、対応地域についても情報はありません。日本国内での展開に関しても未定です。
ただし、ここまで詳細なリークが重ねて報じられていることから、ソニー内部で携帯機ラインの再構築が進められている可能性は高そうです。既存のPlayStation Portalがクラウド専用であるのに対し、今回の新型機はローカル実行可能な携帯型として、明確な棲み分けがなされることになりそうです。
PS×携帯機復権のカギとなるか
近年Steam DeckやROG Allyに代表されるハンドヘルドゲーミングPC市場が拡大する中、ソニーが再び本格的な携帯機に参入すれば大きな注目を集めることは間違いありません。
PS5レベルのゲームをローカルでプレイできる携帯型端末に、ドックによる据え置きモードという構成が実現すれば、「Switch以降の正統進化系」として新たな市場を開拓できる可能性があります。今後の続報が待たれます。