レトロゲーム機のような見た目なのに、中身は最新世代のAI対応CPUというギャップが特徴のMini PCが登場しました。Acemagicが発表した「Retro X5」は、クラシックなNintendo Entertainment System(NES)風デザインを採用しつつ、AMDの最新ハイエンドプロセッサを搭載したモデルです。すでに中国で販売が始まっており、グローバル展開も予定されています。
目次
レトロ筐体に最新Ryzen AIを搭載
Acemagicは2026年2月に「Retro X5 Mini PC」を発表し、中国市場で販売を開始しました。外観は初代ファミコン(NES)を思わせるレトロデザインですが、内部構成は最新世代のハードウェアで構成されています。
搭載されているプロセッサは、AMDのStrix Pointシリーズに属する「Ryzen AI 9 HX 370」。12コア24スレッド構成で、最大5.1GHzまでブースト可能、L3キャッシュは24MBとなっています。
GPUにはRDNA 3.5アーキテクチャの「Radeon 890M」を統合しており、動作クロックは最大2900MHz。エントリークラスの外付けGPUであるGeForce RTX 2050に近い性能とされており、Mini PCとしてはかなり高いグラフィックス性能を備えています。
さらにCPU・GPU・NPUを合わせたAI性能は最大80 TOPSに達するとされ、ローカルAI処理や生成AI用途にも対応できる構成です。
最大128GBメモリと4TB SSD構成に対応
メモリはDDR5-5600のデュアルチャネル構成で最大128GBまで搭載可能。ストレージはPCIe 4.0 x4接続のM.2スロットを2基備え、最大4TBまで拡張できます。
冷却面では「Fresh Air Cooling System 3.0」を採用。デュアル銅製ヒートパイプ、銅製フィン、高速遠心ファンを組み合わせることで、ゲームやAI処理時でも安定した温度管理を実現するとしています。
USB4や4画面8K出力など拡張性も充実
インターフェースもMini PCとしてはかなり豊富です。
USB4(100W Power Delivery対応)を1基搭載し、外部GPU(eGPU)接続にも対応。そのほかUSB 3.2 Gen 2 Type-C、USB 3.2 Gen 2 Type-A×2、USB 3.2 Gen 1 Type-A×2を備えます。
映像出力はHDMI 2.1とDisplayPort 2.0を搭載し、最大4台の8Kディスプレイ同時出力に対応。ネットワークはデュアル2.5Gb Ethernet、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4と最新規格を網羅しています。
OSはWindows 11 Proがプリインストールされています。

価格は約6,499元、日本発売は未定
Retro X5の価格は中国で6,499元(約941ドル)からと発表されています。現時点では日本での正式な販売時期は発表されていませんが、すでにAcemagicのグローバルサイトには掲載されており、今後の海外展開が予定されているとみられます。
レトロデザインと最新AI対応ハードウェアを組み合わせたMini PCというコンセプトは珍しく、コンパクトな高性能PCを求めるユーザーにとって注目度の高い製品になりそうです。
引用: GIZMOCHINA
