Lenovoのモバイルワークステーション「ThinkPad P1」シリーズに、新世代モデルとなるThinkPad P1 Gen 8が登場しました。外観は前世代のThinkPad P1 Gen 7を踏襲しつつも、電源周りに大きな変更が加えられています。最大のポイントは、従来の独自ACアダプタ端子を廃止し、USB-C充電に完全移行したことです。
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USB-C一本化でも性能低下は見られず
ThinkPad P1 Gen 8は、16インチ筐体の薄型モバイルワークステーションとして、Intel Core Ultra HシリーズのCPUと、NVIDIAのディスクリートGPUを搭載可能な構成になっています。付属するACアダプタは、これまでの170Wから140WのUSB-C ACアダプタへと変更されました。
一見すると電力不足が心配になりますが、海外レビューではCPU・GPUともにThinkPad P1 Gen 7よりも安定して高いパフォーマンスを示したと報告されています。高負荷時の消費電力自体は前世代と大きく変わらず、結果として170Wという余裕をフルに活かしきれていなかったことが明らかになっています。
充電速度にはトレードオフも存在
ただし、すべてが改善されたわけではありません。ThinkPad P1 Gen 7では、170Wアダプタの余剰電力を使って、高負荷作業中でも比較的速く充電できるという利点がありました。一方、ThinkPad P1 Gen 8では、CPUやGPUに負荷をかけると120〜140W近くを消費するため、同時充電時のスピードは遅くなる傾向があります。
長時間のレンダリングや計算処理を行いながら充電するような使い方では、この違いを感じる可能性はありそうです。
USB-C化がもたらす実用面でのメリット
それでも、USB-C ACアダプタへの完全移行は、多くのユーザーにとって歓迎される変更でしょう。アダプタ自体が小型・軽量化され、汎用性も高いため、出張や持ち運びの負担は確実に減ります。従来のThinkPadで標準だった大型の独自アダプタと比べると、日常使いでの快適さは大きく向上しています。
なお、現時点ではThinkPad P1 Gen 8の日本での発売時期や価格は明らかにされていません。同じモバイルワークステーションとしては、Lenovo ThinkPad P14s Gen 5やThinkPad P16s Gen 3、より大型のThinkPad P16なども選択肢になりますが、薄型・高性能・USB-C統一という方向性を最も明確に打ち出したのが、このThinkPad P1 Gen 8と言えそうです。
引用: NOTEBOOKCHECK
