Lenovoの16インチビジネスノート「ThinkPad T16 Gen 4 AMD」に関するレビューが海外で公開されました。
性能面や基本装備はしっかりしている一方で、内部設計には改善の余地があると指摘されています。大型筐体を十分に活かし切れていないと言われる理由を、レビュー内容をもとに整理してご紹介します。
目次
16型ボディなのに内部スペースが余っている構造について
ThinkPad T16 Gen 4 AMDは、同世代のThinkPad T14 Gen 6、P14s Gen 6、P16s Gen 4とメインボードを共通化しているモデルです。
ビジネスノートでは開発コストの関係から複数機種で部品を共有することが多く、このモデルも同様の方針が取られています。
ただしその結果として、16インチモデルには本来活用できるはずの内部スペースが残ったままになっています。内部レイアウトを見ると、冷却ファンの横に明らかに空きスペースがあり、専用設計が行われていれば、
- SSDスロットを2基へ増やせた可能性
- デュアルファン構成を採用でき、CPU性能の安定や静音性の向上につながった可能性
といった拡張性が期待できたとされています。実際、底面の一部では50℃を超える高温が確認されており、冷却面の余裕は大きな課題のようです。
剛性は高く打鍵感は良好だが、往年のThinkPadにはもう一歩
キーボードについてもコメントがありました。
T16 Gen 4 AMDは筐体の厚みがしっかりしているため剛性が高く、タイピング自体は快適だと評価されています。
しかし、かつての名機とされるThinkPad X1 Carbon(2018年モデル/1.8mmストローク)と比べると、現行T16の1.5mmストローク+フラットキーでは「わずかに物足りなさがある」とのことです。
こちらも部品の標準化が進んでいる影響とされ、今後のモデルで改善されることに期待したいと述べられています。
表示品質は良いものの120Hzなど高リフレッシュレートは非対応
ディスプレイは視認性や色再現性が良いとされていますが、高解像度+120Hzのような滑らかな表示に対応する構成が用意されていない点は惜しいところです。
最近はビジネスノートでも高リフレッシュレートの需要が増えているため、この点も改善ポイントとして挙げられています。
なお、日本向けの発売日や価格については、現時点で公式発表がなく未定となっています。
大画面ThinkPadとしての完成度は高いが、内部設計の改善が今後の焦点に
レビュー全体を見ると、ThinkPad T16 Gen 4 AMDは基本性能・拡張性・筐体剛性など、ビジネス用途で求められる要素をしっかり押さえています。
一方で、16インチ筐体のメリットを十分に活かし切れていない内部設計は課題として残っており、将来モデルで専用メインボードが採用されれば、冷却性能・静音性・拡張性のいずれも向上する可能性があると指摘されています。
大型ThinkPadを検討するユーザーにとって、この“余白の設計”がどのように改善されていくのかが次世代モデルの注目ポイントになりそうです。
引用: Notebookcheck
