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スピーカーが“取り外せる”ポータブルプロジェクター
Anker(アンカー)のNebulaシリーズから、新たに「Nebula P1」が登場しました。
上位モデル「Nebula X1 Pro」のコンセプトを引き継ぎながらも、より手軽な価格とサイズ感に落とし込んだモデルです。
最大の特徴は、本体にマグネットで装着できるワイヤレススピーカーを分離可能にした点。
2つのスピーカーを好きな場所に置くことで、より広いサウンドステージと立体的な音響体験が楽しめます。
コンパクトプロジェクターは音質を犠牲にしがちですが、Ankerのオーディオブランド「Soundcore」がその課題をうまく解決しています。
1080PフルHDとGoogle TVを搭載
Nebula P1は、1080P(フルHD)解像度で最大180インチの大画面投影に対応。
明るさは650 ANSIルーメンで、暗めの部屋なら十分な視認性を確保できます。
映像のセットアップもシンプルで、自動フォーカスと台形補正がリアルタイムに調整してくれるため、歪みのない映像をすぐに楽しめます。
さらに、本体には130度の可動式ジンバルを内蔵。天井投影も簡単にできるため、ベッドで寝転びながら映画を観るといった使い方も可能です。
OSにはGoogle TVを採用し、Netflixを含む主要アプリに公式対応。外部ストリーミングデバイスを接続する必要はありません。
スピーカーは20時間再生、ただし本体は電源必須
スピーカー部分は独立して最大20時間の連続再生が可能ですが、プロジェクター本体には内蔵バッテリーが非搭載。
そのため、利用時は電源ケーブルや外部電源(モバイルバッテリーなど)への接続が必要です。
Ankerはこの弱点を補うため、**ポータブル電源「Anker SOLIX C300 DC Portable Power Station」**とのセット販売も展開予定とのこと。
この組み合わせで、屋外でもフル機能を活かしたホームシアター体験ができます。
X1 Proより手軽に“空間ごと持ち歩く”選択肢
Nebula P1は、4Kレーザー投影や7.1.4ch空間オーディオを備えた上位機「Nebula X1 Pro(約5,000ドル)」と比べると性能は控えめですが、持ち運びやすさと価格のバランスが取れた実用機といえます。
“高級ホームシアター”ではなく、“自分の空間をどこでもシアターに変える”という体験を重視したモデルです。
現時点で日本での発売時期や価格は未定ですが、Anker製品の国内展開スピードを考えると、早期リリースにも期待できそうです。