
Appleの完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の次世代モデルが、早ければ今秋の新製品発表イベントで登場する可能性が高まっています。著名アナリストの郭明錤(Ming-Chi Kuo)氏によると、AirPods Pro 3は2025年後半に発売される見込みです。
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心拍数モニターや改良ペアリングを搭載か
郭氏はSNS「X」で最新情報を更新し、AirPods Pro 3が2025年後半、つまり今年秋のAppleイベントで発表されると予測しています。
今回のモデルでは、Powerbeats Pro 2で採用された心拍数モニター機能を搭載する可能性があるとされています。また、接続性を改善する新しいペアリング機構や、より小型化された充電ケースも用意される見込みです。
AirPods Proシリーズは2022年の第2世代以来大きなアップデートがなかったため、今回の刷新は3年ぶりとなります。郭氏はサプライチェーン情報に基づいた分析で知られ、過去の予測でも高い的中率を示してきました。
赤外線カメラ搭載モデルは2026年に量産
郭氏はさらに、AirPods Proの将来モデルについても言及しています。2026年には赤外線カメラを内蔵した新バージョンが量産開始される見込みです。
赤外線カメラを搭載することで、iPhoneのカメラに依存せず、周囲の環境を検知してAppleの「Apple Intelligence」機能に活用できる可能性があると報じられています。仕組みとしては、TrueDepthカメラのように深度マッピングを行えるとみられ、環境認識や空間把握に役立つ設計が想定されます。
この技術は将来的なApple Glass(スマートグラス)との連携も意識したものとみられ、重量増を抑えつつスマート機能を実現するための布石となる可能性があります。
日本発売や価格は未定
現時点で、日本での発売時期や価格については公式な発表はありません。ただし、過去モデルと同様にグローバル展開が行われる可能性は高いと考えられます。
秋のAppleイベントに注目集まる
AirPods Pro 3は、心拍数モニターや新しいペアリング方式、小型ケースといった実用性の高いアップデートが期待されており、登場すればユーザー体験を大きく進化させる製品となりそうです。さらに2026年には赤外線カメラ搭載モデルも控えており、Appleのウェアラブル戦略の広がりを示す動きとして注目されます。