ゲーミングキーボードの世界で、反応速度とカスタマイズ性をとことん突き詰めた新モデルが登場しました。ASUSはCES 2026で「ROG Falchion Ace 75 HE」を発表。75%レイアウトを採用した磁気スイッチ搭載キーボードで、競技志向のプレイヤーを強く意識した構成になっています。ROG Falchion Aceシリーズの中でも、入力遅延の削減にフォーカスしたモデルとして位置づけられています。
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CES 2026で発表されたROG Falchion Ace 75 HEの概要
ROG Falchion Ace 75 HEは、75%レイアウトを採用した有線ゲーミングキーボードです。テンキーを省きつつ、矢印キーなどは残した構成で、デスク上の省スペース性と操作性のバランスを重視した設計になっています。このレイアウトは、ROG Falchion Ace 65などのコンパクトモデルと比べても扱いやすさを優先した形と言えそうです。
最大の特徴は、磁気式のHall Effectスイッチを採用している点。物理的な接点に頼らず、磁力によってキー入力を検知する方式で、作動点は0.1mmから3.5mmまで細かく調整できます。ポーリングレートは8000Hzに対応し、理論上は入力遅延をミリ秒未満に抑える設計です。
磁気スイッチとRapid Triggerがもたらす操作感
このモデルでは、キーを離した瞬間にリセットがかかる「Rapid Trigger」機能に対応しています。これにより、連続入力が多いゲームでは、キーを深く戻さなくても次の入力が可能になります。また、最新の方向入力を優先する「Speed Tap」モードも搭載され、FPSなどの高速な操作が求められる場面を想定した仕様です。
作動点を浅く設定すれば、軽いタッチで反応する一方、深めに設定すれば誤入力を抑えた安定した操作が可能になります。こうした調整幅の広さは、競技用途だけでなく、配信やタイピング用途でも好みが分かれるポイントになりそうです。ASMR用途でキーボードの打鍵音にこだわるユーザーが、Rog Falchion Ace Asmrといった切り口で注目する可能性もありそうです。
打鍵音と操作性を支える実用的な設計
内部構造には、シリコンとPORON素材を使った6層構造のサウンドダンピングを採用。キー間の空洞による反響音を抑え、いわゆる「金属的な鳴り」を軽減する設計です。ゲーミングキーボードとしては、音のチューニングにも配慮された構成と言えます。
本体にはマルチファンクションのタッチパネルと専用ホイールを搭載し、音量調整や設定変更をゲーム中でも素早く行えます。スイッチはホットスワップ対応で、はんだ付け不要で交換可能。磁気スイッチならではの拡張性も確保されています。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、Rog Falchion Ace Whiteを探しているユーザーにも選択肢があります。
Web設定ツールと価格、日本発売の扱い
ソフトウェア面では、従来の重量級アプリではなく、ブラウザから設定できるWebベースの「Gear Link」に対応しています。キーリマップやライティング調整をインストール不要で行える点は、環境をシンプルに保ちたいユーザーにはメリットでしょう。
海外ではすでに販売が始まっており、価格は219.99ドルとされています。現時点では日本での発売時期や価格は明らかにされていませんが、競技志向の75%磁気キーボードとして、国内でも注目を集めそうなモデルです。
