Appleが折りたたみiPhoneこと「iPhone Fold」に向けて動いている、という話が再び浮上しています。
2018年ごろから「今年こそ出る」と言われ続けてきたこのデバイスですが、どうやら2026年発売説が現実味を帯びてきたようです。
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サプライチェーンで「部品備蓄中」との情報
中国SNS・Weibo上でリーカーのFixed Focus Digitalが投稿した情報によると、Appleはすでに「iPhone Fold」用の部品を発注するだけでなく、実際に在庫として備蓄しているといいます。
この情報はサプライチェーン筋からのものとされており、投稿内でも「Appleが部品を備蓄している疑いがある」と慎重な言い回しがされています。
とはいえ、Fixed Focus Digitalは「iPhone Foldが“ますます近づいている”」と結論づけており、開発が再び本格化している可能性が高いようです。

ヒンジ部品が焦点に。コスト低下か、設計遅延か
最近の報告によると、折りたたみ機構の要となるヒンジ部分のコストが予想よりも低く抑えられる見通しが出ています。
著名アナリストのMing-Chi Kuo氏がこの点を指摘しました。
一方で、みずほ証券のアナリストは日本の報道で「Appleはまだヒンジ設計を最終決定できていない」とコメント。
そのため、発売は2027年にずれ込む可能性もあるとしています。
つまり、部品のコストは下がりつつも、設計段階ではまだ試行錯誤が続いているようです。
リークの信頼性は限定的、それでも期待高まる
今回の情報源であるFixed Focus Digitalは、これまでもApple関連の情報をいくつか的中させています。
たとえば**「iPhone 16e」に関するリーク**は正確だった一方で、2024年には「AppleはFold構想を完全に放棄した」とも報じていた過去があります。
とはいえ、複数のリーカーやサプライチェーン筋が同時期にFold関連の動きを伝えている点を踏まえると、
2026年モデルとしての登場が再び現実味を帯びてきたと見てよさそうです。
現時点で日本国内での発売や価格に関する情報は未定ですが、Appleが本格的に折りたたみ市場へ参入する日は、確実に近づいているようです。
