Samsung(サムスン)が長年開発してきた“3つ折りスマートフォン”を、いよいよ今週発表するようです。ただし、発売地域には意外な制限がありそうです。
目次
発表は10月31日、舞台は韓国・慶州のAPECサミット
韓国メディア『The Korea Herald』によると、Samsungの初のトライフォールドスマートフォンは、10月31日〜11月1日に韓国・慶州で開催される「APEC 2025サミット」で発表される見込みとのこと。
著名リーカーのEvan Blass氏も同様に、発表が“今週中”に行われると報じています。
これまで米国での登場が噂されていましたが、Blass氏によれば発売地域は韓国、中国本土を含む中華圏(台湾・シンガポールを含む)およびUAEに限定される見通し。米国やヨーロッパでは販売されない可能性が高いとされています。

約28万円超の超高価格モデル、10インチ級ディスプレイを搭載か
価格は約2,800ドル(約42万円)になるとみられており、Galaxy Z Fold 7よりも約1,000ドル高いハイエンドモデルになりそうです。
これまでの情報によると、
-
6.5インチのカバーディスプレイ
-
展開時10インチのメインディスプレイ(中間状態は約8インチ)
を備え、タブレットに近いサイズ感になる模様。
チップセットにはSnapdragon 8 Eliteを搭載し、16GB RAM/1TBストレージという構成になるといわれています。カメラは2億画素のメインセンサーに加え、超広角・ペリスコープ望遠カメラも備えるとのこと。
なぜ米欧では発売されないのか
Samsungが初のトライフォールド端末を米欧市場で展開しない理由は明らかになっていませんが、量産コストや耐久性テスト、またはマーケット反応の慎重な検証段階にある可能性も考えられます。
Evan Blass氏は「間違っていてほしい」とコメントしつつも、「現時点では米国や欧州での発売は計画されていない」としています。
Samsungの“次の一手”としての象徴的モデル
折りたたみスマホ市場では、すでにZ FoldシリーズやZ Flipシリーズが定着していますが、3つ折り構造は業界初の実用化レベル。スマートフォンとタブレットの境界を曖昧にする存在として、Samsungの新たな技術力を象徴するモデルになるでしょう。
現時点で日本での発売予定はありませんが、正式発表後の動向に注目です。
