中国でOnePlus(ワンプラス)の新フラッグシップ「OnePlus 15」が正式発表されました。
グローバル向け発表は来月に予定されています。
目次
これまでと違う「角ばった」デザインへ
OnePlus 15はこれまでの丸みを帯びた印象から一転、フラットなディスプレイと背面パネル、そしてエッジの効いたフレームを採用した“スクエアシルエット”が特徴です。
背面カメラも円形ユニットではなく、角の丸い正方形モジュールへと変更。左上に配置され、見た目の印象は大きく変わりました。
ベゼル幅はわずか1.15mmとさらに薄く、上下左右の太さも均一。前面中央のパンチホールカメラとあわせ、全体的にミニマルな仕上がりです。

Snapdragon 8 Elite Gen 5と165Hz対応AMOLED
プロセッサにはQualcommの最新チップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載。
RAMは12GBまたは16GB(LPDDR5X)、ストレージはUFS 4.1規格で最大1TBまで選択可能です(microSDカード非対応)。
ディスプレイは6.78インチのAMOLEDパネルで、解像度は1.5K(2772×1272ピクセル)。
リフレッシュレートは通常時1〜120Hzの可変式で、ゲーム時には最大165Hzまで引き上げられます。
高周波PWM調光にも対応しており、屋外でも明るく見やすい仕様です。
7,300mAhシリコンカーボン電池と120W急速充電
バッテリーはシリーズ最大となる7,300mAhのシリコンカーボンセルを採用。
有線120W、無線50Wの急速充電に対応しており、フラッグシップの中でもトップクラスの充電性能です。
生体認証は超音波式の画面内指紋センサーを搭載。
OSはAndroid 16ベースのColorOS 16をプリインストール(グローバル版はOxygenOS 16になる予定)です。
また、防水防塵性能はIP66/IP68/IP69Kと、スマートフォンの中でも最高レベルを実現しています。
カメラ構成は50MPトリプル。実力は今後の検証待ち
背面には50MPのメイン、超広角、ペリスコープ望遠の3眼カメラを搭載。
いずれも50MPながら、センサーサイズはそれぞれ1/1.56インチ、1/2.88インチ、1/2.76インチと公表されています。
光学3.5倍ズームに対応していますが、スペック上では前モデル「OnePlus 13」よりやや控えめ。
実際の撮影性能がどう進化しているかは、今後のレビューを待ちたいところです。
本体サイズは161.42×76.67×8.1〜8.2mm、重量は211〜215g。カラーはAbsolute Black、Mist Purple、Sand Duneの3色展開(海外では名称が異なる可能性あり)。
価格は12GB+256GBモデルが3,999元(約5万6,000円)、16GB+1TBモデルが5,399元(約7万6,000円)から。
現時点では日本での発売予定は明らかにされていません。
“完成度の高さ”で他社フラッグシップに挑む一台
デザイン刷新、Snapdragon 8 Elite Gen 5、7,300mAhバッテリー、IP69K対応と、OnePlus 15はまさに「完成度」で勝負する一台。
カメラ性能こそ控えめに見えるものの、全体のバランスとパワー面では、2025年後半のAndroid勢を代表する存在になりそうです。
