Samsung(サムスン)が次期フラッグシップ「Galaxy S26」シリーズの発表時期を延期するようです。ドイツのWinFutureによると、これまで1月と見られていたスケジュールが2025年2月末〜3月初旬へとずれ込む見通しとのことです。ラインナップは「S26」「S26+」「S26 Ultra」の3機種で、「Pro」や「Edge」モデルは登場しないようです。
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発表時期がずれた理由は? Exynos 2600に課題か
今回の延期の背景には、Exynos 2600チップの低い歩留まりが関係しているとみられています。報道によると、S26シリーズの約半数のモデルにこの新チップが搭載される予定ですが、生産効率がまだ安定していないとのこと。

例年1月に発表されてきたS24、S25シリーズとは異なり、S22以来の「2月発表」というスケジュールに戻る形になります。サムスンとしては品質面のリスクを避けつつ、量産体制を整える狙いがあると見られます。
「Pro」「Edge」消滅。ラインナップ整理の意図
これまでのリークでは「Galaxy S26 Pro」「Galaxy S26 Edge」「Galaxy S26 Ultra」の3モデル構成が想定されていましたが、最新の報道によるとサムスンは**「Pro」および「Edge」名称を廃止**し、「S26」「S26+」「S26 Ultra」の3機種に統一するようです。
デザイン面がどの程度変わるかはまだ不明ですが、名称整理によってシリーズ全体をよりシンプルに位置づける意図がありそうです。
Ultraは12月に量産開始、他モデルは1月から
量産スケジュールも明らかになっています。最上位モデルとなるGalaxy S26 Ultraは、他のモデルに先駆けて2024年12月に量産開始予定。S26およびS26+は2025年1月から生産が始まる見通しです。
これにより、Ultraモデルの生産を優先してグローバル出荷の初期ロットを確保する戦略がうかがえます。
発売時期の調整は“戦略的”な判断か
今回のスケジュール変更は単なる生産上の問題に留まらず、サムスンがフラッグシップ発表のタイミングを市場競合や生産リスクに合わせて柔軟に調整していることを示しています。
現時点で日本での発売時期は未定ですが、これまで同様、春以降の展開が予想されます。S26シリーズがどのような形で登場するのか、今後の続報に注目です。
