Huawei(ファーウェイ)が、久々に「薄さ」を前面に打ち出した新モデルを準備しているようです。中国の通信当局データベースに「Mate 70 Air」という端末が登録され、主要スペックや型番などの情報が確認されました。
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中国認証サイトに登場、6.9インチの大画面モデル
中国の通信キャリア向けデータベースに登録された情報によると、「Huawei Mate 70 Air」(型番:SUP-AL90)は6.9インチ(1920×1080)ディスプレイを搭載。構成は12GB RAM+256GB/512GBストレージの2モデルが用意される見込みです。

カラーバリエーションは「ゴールデンブラック」「フェザー・ホワイト」「シルバー・ブロケード」の3色展開。現時点で本体の厚みや重量は不明ですが、“Air”という名称からして、Huaweiが特に薄型設計を意識していることは明らかです。
5G非対応の可能性も。理由は「薄さ優先」?
興味深いのは、このMate 70 Airが5G非対応になる可能性が高い点です。Huaweiの5G対応機種は通常、型番に「AN00」を含みますが、今回のモデルは「AL90」となっており、4G専用であると見られています。
これはコスト削減のためとも言われていますが、より薄く・軽く仕上げるために内部構造をシンプル化した結果かもしれません。近年AppleやSamsungも薄型スマホを相次いで投入しており、Huaweiもその流れに合わせて“再参入”する形になります。
Mate 80シリーズと同時発表の見込み
Mate 70 Airは、11月に発表予定のMate 80シリーズ(Mate 80/80 Pro/80 Pro+/80 RS)と並行して登場すると見られています。Huaweiとしては、今後再び需要が高まりつつある“超スリム”カテゴリーを押さえる狙いがありそうです。
現時点で価格や発売時期、日本での展開予定は不明ですが、Mateシリーズの中でも異色の存在になりそうです。スペック競争から離れ、デザインと持ち心地を重視するHuaweiの新アプローチに注目です。
