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M5チップ搭載のMacBook ProとiPad Proが登場か
Apple(アップル)が、M5チップを搭載した新製品群を10月中旬にも発表する可能性が高まっています。
今回の情報は海外メディア「AppleInsider」などが報じたもので、M5 14インチMacBook ProやM5 iPad Proのほか、M5 Apple Vision Pro、Apple TV 4K(新モデル)、HomePod mini 2、AirTags 2といった製品名がリストアップされています。
興味深いのは、今回の発表が特別イベントなしで行われる可能性があるという点。報道によると、Appleは10月13日または14日から順次製品を発表し、週ごとに新製品をリリースしていく計画だとされています。
仮にこの情報が正しければ、10月中旬以降の数週間で複数の新モデルが一気に登場することになります。
「10月イベント」は半分の確率? 過去25年の傾向から
Appleが10月に発表イベントを開催する確率は、過去25年のデータから見ると約50%。
そのうち9回は10月20日以降に開催されており、例年通りなら今月下旬が有力とみられます。
ここ数年の実績を見ても、2023年の「Scary Fast」イベントではM3 MacBook Proと24インチiMac(M3)が登場。
2021年はM1 Pro/M1 Maxチップ搭載MacBook Proや**AirPods(第3世代)**が発表されました。
また、2020年は例外的にiPhone 12シリーズが10月に登場しています。
つまり、10月=Mac関連の発表月という流れが定着しており、今回のM5シリーズ発表もその流れを踏襲する形といえそうです。
プレスリリース発表が主流に? Appleの新しい発表スタイル
近年、Appleは大型イベントを開かずに、プレスリリースのみで新製品を発表するケースを増やしています。
たとえば2024年10月には、
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15日:iPad mini
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28日:M4 iMac
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29日:M4 Mac mini
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30日:M4 Pro/M4 Maxチップ搭載MacBook Pro
と、わずか数日の間に複数のM4製品を発表しました。
この流れを考えると、M5シリーズも同様にリリース形式で発表される可能性が高いでしょう。
とくにiPad ProとMacBook Proは、いずれもM5チップ(標準版)のみを搭載したモデルになると見られています。
10月発表は「ホリデー商戦」に向けた理想的なタイミング
Appleがこの時期に新製品を集中させる背景には、ホリデーシーズンの販売戦略があります。
iPhoneシリーズが9月に発表されるのは、年末商戦に向けて販売体制を整えるため。
そしてその翌月である10月は、MacやiPadといった他製品群を補完的に投入する最適なタイミングです。
また、2025年は米国の関税政策などサプライチェーン面での不確定要素も多く、出荷分散のために複数週にわたるリリース計画を採るのは合理的とも言えます。
いずれにしても、M5チップ搭載MacBook ProとiPad Proの登場はほぼ確実視されており、
Appleがどのような形で新チップを打ち出すか、10月中旬の動きに注目が集まりそうです。
引用:AppleInsider