
Appleの直営店で、M4チップを搭載したiPad ProとMacBook Pro(14インチ)の在庫が減少しているようです。これは、次期M5チップを搭載した新モデル登場の前触れかもしれません。
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iPad ProとMacBook Proの出荷が遅延中
BloombergのMark Gurman氏によると、Apple Storeで販売されているM4搭載iPad Proの在庫が「かなり限られている」とのこと。オンライン注文でも、一部の構成では10月21日〜28日以降の配送となっており、出荷が遅延しています。
さらにAppleInsiderが確認したところ、14インチMacBook Pro(M4搭載)の出荷も遅れており、在庫状況が不安定になっているとのことです。
ただし、上位モデルであるM4 ProやM4 Maxチップ搭載モデルには供給制限は見られないようです。このためGurman氏は、「エントリーモデルの14インチMacBook ProにM5チップが採用される可能性が高い」と分析しています。
Mシリーズの更新周期に回帰か
Appleがこれまで行ってきたApple Siliconシリーズの更新パターンを踏まえると、今回の動きは自然な流れにも見えます。
同社は通常、まずエントリーモデルにベースとなるMシリーズチップを投入し、その後に「Pro」や「Max」版を追加してきました。
しかし、前回のM4チップでは例外的にiPad Proだけが先行し、MacBook Proへの展開はM4 Pro/M4 Max登場後にずれ込むという異例のスケジュールでした。
今回の供給状況を見る限り、Appleは従来の更新サイクルに戻る可能性があります。つまり、iPad ProとMacBook Pro(ベースモデル)が再び同タイミングで刷新される流れです。
FCC登録やリークも登場、新モデル発表は目前?
供給制限以外にも、M5モデル登場を裏付ける複数の兆候が見られます。
9月30日にはFCC(米連邦通信委員会)の資料に、未発表のMacBook ProおよびiPad Pro(11インチ/13インチ、Wi-Fi版とCellular版)の型番が登録されたことが確認されました。
また、ロシアのYouTuberが「M5チップ搭載のiPad Pro試作機を入手した」と主張しており、信ぴょう性は不明ながら話題を呼んでいます。
スペック面では全体的な性能向上が予想されており、一部ではiPad Proに「デュアルフロントカメラ」が採用されるとの噂もあります。
正式な発表日は明らかになっていませんが、Appleが今秋中に新ハードウェアを投入する可能性は高そうです。
供給減が示すのは、静かな“予告”かもしれない
Appleは公式に何も発表していないものの、供給の減少や出荷遅延はしばしば新製品登場の前兆とされています。
特に今回は、M4世代が投入されたばかりであるにもかかわらず在庫が減少している点が注目ポイント。
「在庫の動きが最も確かなサイン」というGurman氏の言葉通り、M5チップを搭載したiPad ProとMacBook Proの発表が目前に迫っている可能性は十分にあります。
引用元:appleinsider